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鈴木宗男事件の全貌。汚職が問われた事件に国策操作は本当にあったのか。

 

もくじ

1分でわかる鈴木宗男事件

1分でわかるニュースの要点

  • 受託収賄の容疑で逮捕・起訴
  • 一貫して国策操作・無罪を主張
  • 2019年参院選に維新の党から立候補し当選

 

鈴木宗男事件の概要

鈴木宗男は現職の衆議院議員でありながら受託収賄の容疑で逮捕されます。冤罪を訴えるも最高裁は上告を棄却し2010年から約1年にわたって収監されました。日本国民に大きな衝撃を与えた鈴木宗男事件の概要に迫ります。

 

鈴木宗男衆議院議員が関与したとされる7件の事件

鈴木宗男は衆議院議員時代に少なくとも7件の事件に関与し起訴されています。事件の内容は建設事業に関する収賄にかかるものが大半です。 有名な「ムネオハウス事件」は、本来競争入札とすべき公共事業を地元業者に随意契約となるよう働きかけました。野党議員は鈴木宗男に対し厳しく批判しますが、地元業者に大きな利益をもたらしたのも事実です。

12人が起訴、全員有罪判決を受ける

鈴木宗男が引き起こした7件の事件では本人を含め12人が起訴されました。起訴された人物には政界だけではなく外務省や民間人も含まれます。 裁判は長期間にわたりますが12人全員有罪判決を受けました。主犯の鈴木宗男は懲役2年、追徴金1,100万円の実刑判決を受け1年間服役しています。そのほかの関係者は概ね懲役1~2年の有罪判決、執行猶予3~4年でした。

鈴木宗男側は無罪、国策操作だと主張

鈴木宗男は一連の事件に対し全て無罪であり「国策操作」だと主張しました。「国策操作」とは検察が政治的な理由などによって予め追訴を想定した捜査のことを指します。 鈴木宗男は「やりまん事件」「島田建設事件」について、特捜が関係者に渡した「台本」の存在があったことを明らかにしました。しかし再審請求も認められず有罪が確定しています。

鈴木宗男の生い立ち

鈴木宗男は汚職事件で逮捕起訴されたものの、北海道では絶大な人気を誇っています。歌手の松山千春も鈴木宗男を支持しており共に政党を立ち上げたほどです。そんな鈴木宗男の生い立ちとはどんなものだったのでしょうか。

 

前職は秘書

鈴木宗男は2世議員などではありません。長く北海道では絶大な力を誇った元衆議院議員中川一郎の秘書として名を馳せました。中川一郎死後(1983年)、その地盤を引き継ぐ形で議員生活が始まります。 立候補に際しては中川一郎の息子中川昭一との確執が表面化しました。この争いは長く続きますが、中川昭一が死去(2009)した際には涙を見せるなど、良いライバル関係であったことを伺わせます。

ロシアと関係が深いことで知られる

鈴木宗男は「ムネオハウス事件」などロシアとの関係が深いことでも知られています。北海道にとって北方領土返還は積年の願いだといえるでしょう。鈴木宗男はロシアの有力者とのパイプを数多く構築してきました。 その結果、歴史的解釈を含め歯舞諸島、色丹島の返還は可能との見解を示しています。一連の事件はロシアとの結びつきを警戒するアメリカの陰謀との見方も少なくありません。

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