もくじ
マララ・ユスフザイさんの光と闇
マララユスフザイさんについて
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マララユスフザイさんはパキスタン出身のフェミニスト・人権運動家
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2012年にイスラム主義組織タリバンによって銃撃され負傷し、安全確保のためにイギリスに渡る
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2014年に史上最年少の17歳でノーベル平和賞を受賞した
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伊是名夏子は骨形成不全症で二人の子供の母親。彼女の人生の哲学とは?「伊是名夏子」さんは2019年5月25日に「ママは身長100cm」を上梓したコラムニストです。身長100cm・体重20kgの車いすユーザーでありながら、現在2人のお子さんを育てています。今回は留学や教員として働いた経験もある伊是名夏子さんの人物像に迫ります。
マララ・ユスフザイさん
2007年にイスラム主義組織タリバンは処刑による恐怖でパキスタン北西部スワート地区を支配し、女性が教育を受けることを禁じます。 そうした状況の中でわずか11歳のマララユスフザイさんは、世界に向けて発信を始めました。ここではマララユスフザイさんについて、詳述します。
女性が教育を受ける権利を訴える
マララユスフザイさんは1997年7月12日、パキスタン北西部のスワート地区で生を受けました。そして彼女が10歳になった2007年、イスラム主義組織タリバンがスワート地区を制圧します。 タリバンには「女性が教育を受けることはイスラム教の教えに反する」という思想があり、スワート地区にあった200もの学校を破壊しています。 そうした中で11歳のマララユスフザイさんはイギリスBBCのウルドゥー語版サイトにブログを開設し、女性にも教育を受ける権利があると声をあげました。
史上最年少でノーベル平和賞を受賞
2013年、マララユスフザイさんは16歳の誕生日である7月12日にニューヨークの国連本部で教育や平和の重要性についてスピーチしました。それを受け国連は7月12日を「マララ・デー」に定めます。 その後にマララユスフザイさんは後述する「マララ基金」の創設や、クリスティーナ・ラムさんとの共著である「わたしはマララ」という本を出版するなどの活動を始めます。 そしてマララユスフザイさんは、2014年に史上最年少である17歳でノーベル平和賞を受賞しました。