環境活動家のグレタ・トゥンベリさん
環境活動家のグレタ・トゥンベリさん
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スウェーデンの環境活動家
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15歳の時にストライキを始める
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16歳で国連で演説し話題を呼ぶ
15歳から活動を開始
グレタ・トゥンベリさんは初めて環境問題を知った時、ショックのあまり事態を理解できませんでした。原因は判っているにも関わらず、誰も適切な対策をしていなかったからです。 彼女は15歳の時に学校に行くのを止めました。二酸化炭素の排出量を減らす要求をスウェーデン政府に伝えるためです。その後彼女のストライキは話題となり、世界二知れ渡ることとなりました。
講演など様々な活動しノーベル平和賞にノミネート
たった一人で行っていたストライキが多くのメディアに取り上げられ、世界各国での講演も行うようになりました。グレタ・トゥンベリさんの姿に大人を含む多くの人が心を打たれ、彼女の意見に賛同する人も現れます。 また国連サミットなどでのスピーチも影響し、2019年のノーベル平和賞にもノミネートされました。
グレタ・トゥンベリさんの気候変動ストライキ
グレタ・トゥンベリさんを有名にしたのは毎週金曜日に行っていたストライキです。「未来のための金曜日」と名付けられたその行動は政府を動かすまでになりました。 彼女のストライキは全世界に波及し、世界中の若者たちが参加することになったのです。気候変動ストライキはどんなものだったのでしょうか。
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学校期間中にスウェーデン議会の外で抗議
グレタ・トゥンベリさんは2018年からスウェーデン国会の前でデモを起こしました。学校を休み、国会前に座り込みを始めたのです。彼女は二つのメッセージを掲げ、政府と国民に事態の重要性を訴えていました。 その行動は選挙が終わるまで続き、彼女を撮影したカメラマンの力もあって世界中に拡散されることとなります。
国連事務総長も支持
現在の国連事務総長であるアントニオ・グテーレスは、グレタ・トゥンベリさんが行っている行動に賛辞を送りました。そして自分たちの世代は気候変動について、適切な対策をしていないとも発言しています。 また2019年には二人の対談も実現しており、その様子はインスタグラムを通じて世界中にライブ配信されました。
グレタ・トゥンベリさんのスピーチ
グレタ・トゥンベリさんといえば、怒りを爆発させたスピーチをイメージする人も多いのではないでしょうか。特に国連で行ったスピーチは日本でも大きく報道されました。 ここでは彼女を代表する2つのスピーチを紹介します。
国連気候サミットでのスピーチ
グレタ・トゥンベリさんは秋に行われた国連気候サミットにてスピーチを行いました。16歳の少女が国家のトップたちを相手に演説するのは極めて異例の出来事といえます。 スピーチでは若者の代表として大人たちを叱咤する言葉も並び、気候変動の重要性を語りました。そしてトップたちの前で「もし対策をしなければ許さない」と強い言葉を述べたのです。 このスピーチをきっかけにグレタ・トゥンベリさんに対する認知が大きく変化しました。