連日批判の記事が出る小室圭さん
小室圭さんは2017年5月に秋篠宮文仁親王の長女・眞子さまとの婚約を発表しましたが、母親の金銭トラブルの発覚により結婚は見送りとなってしまいました。 2020年まで延期としていたその時期が到来し、お2人のご結婚について何らかの発信が期待されますが、同時に小室圭さんに対する批判の声も後を絶ちません。 小室さんは現在アメリカに留学しています。問題の解決に向けた対応も見られないままの渡米に、秋篠宮家はもとより国民からの不信感が集まっている状態です。
なぜ小室圭さんは批判されるのか?
結婚延期の原因となった金銭トラブル問題への対応について、小室家側から何の発言もなされぬままの渡米に対し、「無責任だ」「眞子さまが可哀そう」と心配の声が上がるとともに、小室圭さんを批判する声も少なくありません。 小室圭さんはなぜここまで批判に晒されてしまうのでしょうか。
逆玉への日本人の抵抗感
小室圭さんが批判を受ける原因の一つに、日本人の逆玉の輿に対する抵抗感があるといわれています。 日本人は古くから「男性が女性を養う」という文化が根付いています。女性が資産家や有力者の男性のもとへ嫁ぐことを「玉の輿」と呼び、歴史の上でも成功者として羨まれるような風潮がありました。 逆に男性側が資産家や有力者と結婚することは「逆玉」と呼ばれ、女性と異なり「資産が目的だ」「売名行為だ」として批判される傾向は否定できません。「男性が女性を養うべきだ」という日本人の価値観からは、なかなか受け入れられない婚姻関係といえます。
皇族に不釣り合いな経歴や対応
また小室圭さんが批判を受けるもう一つの原因として、その経歴や諸問題への対応に不信感を抱いている人が多いという点です。「皇族と結婚するには不釣り合いだ」と非難を受けています。 小室圭さんは国際基督教大学を卒業後、三菱東京UFJ銀行に入行、現在は国際弁護士を目指しアメリカに留学中です。無職で収入が無い状態で結婚しようとしている点や、過去の人物像などが次々と暴かれ非難を浴びています。 また、小室圭さんと眞子さまの結婚が延期になった要因は母親の金銭トラブルによるものですが、その問題は未だに解決していません。秋篠宮家は問題解決を求めていますが、小室圭さんは解決のないままアメリカに留学しており、その対応が不誠実だとして非難を受けています。
人の不幸や不祥事に敏感な日本人
「人の不幸は蜜の味」という言葉もあるように、日本人は他人の不幸や不祥事を過敏に攻撃する風潮があります。マスコミやネットでは金銭問題とは関係のない、小室圭さんの過去の人物像などを取り上げ非難攻撃を行っています。 結婚は本人同士の意向とはいえ、日本では両家の同意が必要であるという風潮は根強く残っています。秋篠宮殿下は「本人を信じたい」というお考えを仰られていますが、国民の非難の声はそのお考えさえも揺るがしてしまいます。 眞子さまのお考えは変わらず、小室圭さんを信じて待っておられます。そんな状況に「眞子さまが可哀そうだ」「眞子さまを狙って皇族に取り入ろうとしている」など、逆玉に批判的な日本人は小室圭さんに対し攻撃の手を緩めません。
一度火がつくとどんどんエスカレートするメディア
マスコミなどのメディアは、一度火がついて話題となったニュースには追及の手を緩めません。「悪い男に捕まった悲劇のヒロイン」というニュースとして、勧善懲悪を好む日本人の恰好のテーマとなりました。 母親と元婚約者の間で発覚した金銭トラブルという問題はお2人の結婚の障害になったことは間違いありませんが、報道はさらにエスカレートして小室圭さんの過去の人物像や女性関係にまで発展しています。 文武両道に加え端整な容姿を持つ小室圭さんに対しては世間の嫉妬の目もあり、多くのプライベートが晒されることになりました。
粗を探せばいくらでも批判の種は出てくる
人に知られたくない過去の粗や不祥事は大小なれど誰にでもあります。また本人に自覚はなくても、他人から見れば批判を受けるような価値観の違いもあります。それを掘り起こして公衆の目に晒してしまえば、世論は容易に左右されてしまいます。 小室圭さんが眞子さまとの結婚に対しどのような想いを持たれているかは本人にしか分かりませんが、2014年に国際基督教大学を卒業されて以降もお付き合いを続けており、当人の眞子さまも小室圭さんを信頼しておられます。 皇族の結婚にて世間の関心が集まるのは仕方がありません。結婚延期の期限とされていた2020年、当人同士と両家がどのような決断を下すのか注目されています。
現代のネット社会の闇を表す問題と言える
ネット社会の進展は利便性の向上とともに、過去の粗や不祥事などを個人単位で簡単に割り出してしまうことが可能になりました。個人に注目が集まれば集まるほど、その人の過去も同時に暴かれてしまう世の中です。 過去は変えることは出来ません。しかし信用は過去の事実によって成り立ち、過去の出来事が現在に大きな影響を及ぼしてしまうことは否定できません。企業間の請負契約や借入、また個人も就職や転職、結婚などにおいては信用情報が大きく左右します。 簡単に過去が暴かれる現代のネット社会は、将来の成長を揺るがす大きな問題であるかも知れません。ネットに左右されず本質を見極めるという意味でも、今後の小室圭さんの対応に注目です。