1分でわかる国母和宏の大麻の密輸による逮捕
1分でわかる国母和宏の大麻の密輸による逮捕
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大麻取締法違反で逮捕
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加工製品57グラムを密輸
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営利目的なら重罪に
国母和宏とは
国母和弘は国際的に著名なプロスノーボーダ―です。アスリートとして全米オープンで連覇するなどの経歴を持ち、引退後はバックカントリースノーボードで活躍しています。 しかし、私生活面では、2010年のバンクーバーオリンピックでは選手にふさわしくない服装で注意を受け、今回は麻薬取締法違反で逮捕されました。以下で、詳細にみていきましょう。
世界で活躍するプロスノーボーダー
国母和弘は、世界で活躍するプロスノーボーダーです。北海道石狩市出身の31歳。小学校在校中の11歳の時にプロ試験に合格し、12歳でプロ契約しています。 高校時代に三大国際大会の一つ、スイスのサースフェー大会に優勝して頭角を現し、オリンピックに2回出場、2010年と2011年の全米オープンに連覇するなど活躍しました。 現在はバックカントリースノーボーダーとしてスポンサー契約は10社以上とも言われ、多くの雑誌の表紙を飾るなどの活躍をしています。
バンクーバー五輪での素行の悪さが批判された
国母和弘は2010年のバンクーバーオリンピックでは、その素行の悪さが批判されました。 成田空港に緩んだネクタイ、ズボンを下げた腰パンにシャツの裾も出し、サングラスに鼻ピアス、トレッドヘアという姿で現れ、居合わせた人たちを驚かせました。 日本オリンピック委員会(JOC)に抗議が殺到し、JOCも日本選手団公式服装着用規定違反として厳重注意をしましたが、その後の謝罪会見でも「反省してまーす」と言ってマスコミから袋叩きに遭いました。
スノーボードの実力はかなりのものでスポンサーも複数付いている
国母和弘のスノーボードの実力はかなりのもので、スポンサーも複数ついているほどです。 現在、アメリカで自然の山中を滑るバックカントリースノーボーダーとして活躍しており、2014~2015年のシーズンでは10冊の雑誌の表紙を飾っています。 2016年に「スノーボーダーマガジン」のライダー・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、雑誌「トランスワールド・スノーボード」の年間最優秀ビデオパート賞を受賞しています。今ではスポンサー契約は10社以上といわれています。
現在は北海道の家で一家四人で暮らしている
国母和弘は、長年、アメリカのカリフォルニアを拠点に生活をしていて、北海道千歳市に自宅があるものの日本で家族と過ごすのはスノーボードがオフ期間となる2か月ほどだそうです。 家族は奥さんと子供3人の5人家族です。奥さんは高校時代から付き合っていた3歳年上の女性で、北海道東海大学在学中の21歳の時に結婚しています。 子供は6歳の長男、5歳の長女、1歳の次女です。北海道では、野菜作りなどをする傍ら、子供の面倒をよく見ているようです。
国母和宏の起訴。争点となるのは営利目的か否か
大麻取締法違反の容疑で逮捕された国母和弘ですが、裁判の争点は大麻の密輸が営利目的かどうかです。 起訴状によると、米国から大麻製品約57グラムが入った国際スピード郵便が昨年12月に成田空港に到着しました。輸入されたのは乾燥大麻の成分を濃縮した大麻ワックスで、少量で幻覚作用が得られます。乾燥大麻に比べ末端価格は7~8倍で、近年摘発件数が急増しています。 国母容疑者は輸入したことは認めていますが、営利目的であることを否定しています。
国母和宏の逮捕に対して、批判の声は案外少ない
国母和弘が逮捕されたことについて、国母を批判する声は案外少ないようです。その理由の一つは、スノーボードは過激なスポーツで、もともと不良文化のような側面があることです。 もう一つは、アメリカなど大麻の一部使用が認められている国では、使用が発覚してもスノーボード選手の価値に影響しにくいためと思われます。以下で、詳細を見てみましょう。