小室圭による皇族に対する損害賠償請求の可能性
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現在はアメリカの法科大学院に通う小室圭さんと秋篠宮家の長女・眞子さまの交際が週刊誌に報じられたのは2016年10月です。 2017年5月にお二人の婚約が発表されたものの、同年末に週刊誌が小室圭さんの母の借金トラブルを暴露したことでご結婚は2020年8月まで延期されました。 2019年11月の記者会見で婚約破棄をほのめかした眞子さまの父・秋篠宮さまに対して小室圭さんが損害賠償請求を行う可能性が浮上しています。
婚約破棄に伴う慰謝料や損害賠償請求の現実
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裁判所の判例では男女の婚約状態を認めるには以下の条件が必要です。 ・男女とその家族に結婚の意思があった ・男女が交際していた ・男女が未成年の場合は保護者が同意していた 婚約の解消には次のような理由が求められます。 ・婚約後に暴力・暴言や不倫があった ・経済的な理由で結婚生活を営むことが困難である ・男女いずれかに生殖能力がない 本人にこれらの問題がないのに婚約を破棄すると損害賠償請求が認められる可能性があります。
小室圭の場合
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小室圭さんは母親の借金トラブルが問題視されましたが、小室圭さん本人の問題ではなく、眞子さまに暴力を振るったり浮気したりしたわけでもありません。 よって秋篠宮さまが婚約破棄すれば損害賠償請求の対象となり得るのです。
皇室関連騒動で報道でプライベートが暴かれている
公人である公務員のプライバシー権は制限されますし、芸能人の私生活が報道されるのも一般的です。 小室圭さんは国際基督教大学卒業後の2014年に新卒で当時の三菱東京UFJ銀行に入行しました。その後は東京都内の法律事務所で法曹資格を持たないパラリーガルとして勤務しています。 つまり小室圭さんは公務員でも芸能人でもない民間人ですから、眞子さまとの交際や母親の金銭トラブルを巡る報道によりプライベートが不当に暴かれたのです。
2年近く婚約に関する議論に進展がない
最初に記載したように小室圭さんと眞子さまは2017年5月に婚約を発表しましたが、その後は2年以上が経っても婚約に関する議論に進展が見られません。 たとえば上皇さまの長女である元皇族の黒田清子さんは2004年12月30日に婚約を発表して11ヶ月後の2005年11月15日に正式に婚姻しています。 皇族に限らず一般人でも婚約から2年間何の進展もないとは考えにくいので、小室圭さんと眞子さまのケースは特殊です。
名前が知られすぎ、一般人として普通の生活を続けることは厳しい
2000年以降に結婚して皇族を離れた女性皇族には一人あたり約1億円が支給されてSPも付きます。小室圭さんと眞子さまが結婚した場合も同様でしょう。 仮に小室圭さんの婚約が破棄されて眞子さまとの結婚が中止となれば、眞子さまは皇族の地位に留まられますし小室圭さんも一般人であり続けます。 皇族として保護される眞子さまと違い、何の権限も持たない民間人でありながらプライバシーを侵害された小室圭さんが普通の生活を送ることは非常に困難です。
一方で皇室が絡んだことで小室圭は金銭的な恩恵を受けている側面も
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もっとも小室圭さんが眞子さまと婚約し皇室との関係を持ったことで金銭的な恩恵を受けたことは否定できません。 小室圭さんが通うニューヨークのロースクールの学費は特別な奨学金により免除されていますしSPによる警備も行われています。
NYのロースクールの奨学金
小室圭さんがアメリカ・ニューヨークのロースクールに留学するために成田空港を飛び立ったのは2018年8月です。 小室圭さんが在籍するフォーダム大学の給付型奨学金はそれまで年間2万ドルでしたが、小室圭さんが入学した前後に年額5万500ドルの学費が全額免除される新たな奨学金制度が創設されました。 さらに小室圭さんの留学中の生活費は所属する東京の法律事務所が負担します。事務員に過ぎないパラリーガルとしては異例の高待遇です。