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シーシェパードは近年弱体化。ポール・ワトソンやスポンサーのパタゴニアに至るまで徹底解説。

もくじ

1分でわかるシーシェパード

ニュースの争点

  • 「シーシェパード」は海洋保護団体を自称しているテロリスト集団
  • アメリカの老舗のアウトドアブランド・パタゴニアが「シーシェパード」を支援
  • 「シーシェパード」を支援しているパタゴニアへの批判が起こり不買運動に発展

シーシェパードとは

「シーシェパード」は海洋環境保護団体を目的とした団体ですが行き過ぎた思想や歪んだ環境保護愛を持っており、捕鯨やイルカ漁の妨害を働くことで有名です。また、日本の捕鯨漁を強く批判し過去には捕鯨船を沈没させたこともあります。一部では「エコテロリスト」とされ危険な思想を振りかざし危害を加える可能性ある団体として見られています。 ここではシーシェパードがどんな団体なのか、その実態について詳述します。

ポールワトソンにより設立

「シーシェパード」は1977年に、カナダ人であるポールワトソンによって設立されました。ポールワトソンは国際環境保護団体である「グリーンピース」を脱退した後、反捕鯨団体として「シーシェパード」を立ち上げています。 ポールワトソンはグリーンピースで理事を務めるまでになりましたが、「非暴力」という団体方針に反感を持つようになります。そのためより攻撃的な活動を行うために、「シーシェパード」を設立しました。 そして「シーシェパード」の活動は、時間の経過と共に過激さを増していくことになります。

鯨やイルカなど海洋生物の保護を目的とした過激な行為を行う

「シーシェパード」を率いるポールワトソンは菜食主義者で、能動的人口管理を推進しています。人間より動物を重視するという思想を持っており、鯨やイルカなどの海洋生物保護を掲げて活動を開始しました。 「シーシェパード」の活動範囲は広く、カナダ近海や日本の領海でも活動を展開しています。そして「シーシェパード」は、目的のためなら暴力もいとわないことで有名です。 そして「シーシェパード」は捕鯨船を沈没させたり漁船に発砲するなど、過激な妨害活動を展開していました。

世界各国から海賊、テロリストと認定されている

シーシェパードは日本・アメリカ・カナダ・アイスランドといった世界各国から、「海賊」あるいは「テロリスト」として認定されています。環境団体を自称しているものの、その手段は荒々しく、多数の被害を出しているからです。 シーシェパードは日本の捕鯨・イルカ漁に対する妨害行為が激しく、日本の調査捕鯨も妨害を受けています。そのため、2010年6月にはポールワトソンの逮捕状を請求します。 その後日本はICPO(国際刑事警察機構)に対し、ポールワトソンが起こした犯罪に関する追加情報の提供を求める「青手配」を請求します。そしてICPOが世界各国に青手配の協力を仰いだことで、シーシェパードがエコテロリストであるという認識が強まりました。

シーシェパードの妨害

「シーシェパード」の妨害行為が始まったのは、1980年とされています。マッコウクジラの捕鯨停止に関する決議で反対票を投じたカナダ代表に対し、脅迫を行ったのが始まりです。 そして1986年にはデンマークのフェロー諸島において、捕鯨船のゴムボートに発砲して沈没させようとするなど妨害行為が過激化していきます。ここでは「シーシェパード」の妨害行為について、詳述します。

日本の捕鯨船に対し妨害行為を繰り返していた

シーシェパードは日本の捕鯨やイルカ漁に対して、数々の妨害行為を行っていました。最初に妨害行為を行ったのが2003年で、シーシェパードのメンバー2名が和歌山県東牟婁郡(ひがしむろぐん)太地町においてイルカ漁に使用する網を切断し妨害を行いました。 シーシェパードは2007年2月9日には日本の調査捕鯨船である日新丸に対し、酪酸という有害化学物質の入った瓶を投げつけ乗組員にケガをさせています。さらに同月12日には日本の目視調査船である海幸丸に、シーシェパードの船で体当たりを行うなどの妨害が行われました。 こうした日本の捕鯨船に対する衝突は、これ以後も何度もくり返されることとなります。

日本以外の国に対しても妨害行為を繰り返していた

シーシェパードの妨害行為は、日本だけが対象だったわけではありません。最初に暴力的な妨害行為を受けたのは日本とノルウェーが共同所有した捕鯨船で、1979年にシーシェパード1世号を体当たりさせて航行不能にしています。 1993年にはノルウェーの捕鯨船にシーシェパード所有の船を体当たりさせ、浸水させました。1999年にはアメリカのインディアンであるマカー族が捕鯨を再開したことを受け、手漕ぎカヌーに対しモーターボートで威嚇したといいます。 2002年には密猟者からサメを守るという目的で、コスタリアの漁船に対する妨害行為に及んでいます。このように、日本以外の国に対しても妨害行為を繰り返していました。

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1分でわかるシーシェパード

  • 「シーシェパード」は海洋保護団体を自称しているテロリスト集団
  • アメリカの老舗のアウトドアブランド・パタゴニアが「シーシェパード」を支援
  • 「シーシェパード」を支援しているパタゴニアへの批判が起こり不買運動に発展

シーシェパードとは

「シーシェパード」は海洋環境保護団体を目的とした団体ですが行き過ぎた思想や歪んだ環境保護愛を持っており、捕鯨やイルカ漁の妨害を働くことで有名です。また、日本の捕鯨漁を強く批判し過去には捕鯨船を沈没させたこともあります。一部では「エコテロリスト」とされ危険な思想を振りかざし危害を加える可能性ある団体として見られています。 ここではシーシェパードがどんな団体なのか、その実態について詳述します。

ポールワトソンにより設立

「シーシェパード」は1977年に、カナダ人であるポールワトソンによって設立されました。ポールワトソンは国際環境保護団体である「グリーンピース」を脱退した後、反捕鯨団体として「シーシェパード」を立ち上げています。 ポールワトソンはグリーンピースで理事を務めるまでになりましたが、「非暴力」という団体方針に反感を持つようになります。そのためより攻撃的な活動を行うために、「シーシェパード」を設立しました。 そして「シーシェパード」の活動は、時間の経過と共に過激さを増していくことになります。

鯨やイルカなど海洋生物の保護を目的とした過激な行為を行う

「シーシェパード」を率いるポールワトソンは菜食主義者で、能動的人口管理を推進しています。人間より動物を重視するという思想を持っており、鯨やイルカなどの海洋生物保護を掲げて活動を開始しました。 「シーシェパード」の活動範囲は広く、カナダ近海や日本の領海でも活動を展開しています。そして「シーシェパード」は、目的のためなら暴力もいとわないことで有名です。 そして「シーシェパード」は捕鯨船を沈没させたり漁船に発砲するなど、過激な妨害活動を展開していました。

世界各国から海賊、テロリストと認定されている

シーシェパードは日本・アメリカ・カナダ・アイスランドといった世界各国から、「海賊」あるいは「テロリスト」として認定されています。環境団体を自称しているものの、その手段は荒々しく、多数の被害を出しているからです。 シーシェパードは日本の捕鯨・イルカ漁に対する妨害行為が激しく、日本の調査捕鯨も妨害を受けています。そのため、2010年6月にはポールワトソンの逮捕状を請求します。 その後日本はICPO(国際刑事警察機構)に対し、ポールワトソンが起こした犯罪に関する追加情報の提供を求める「青手配」を請求します。そしてICPOが世界各国に青手配の協力を仰いだことで、シーシェパードがエコテロリストであるという認識が強まりました。

シーシェパードの妨害

「シーシェパード」の妨害行為が始まったのは、1980年とされています。マッコウクジラの捕鯨停止に関する決議で反対票を投じたカナダ代表に対し、脅迫を行ったのが始まりです。 そして1986年にはデンマークのフェロー諸島において、捕鯨船のゴムボートに発砲して沈没させようとするなど妨害行為が過激化していきます。ここでは「シーシェパード」の妨害行為について、詳述します。

日本の捕鯨船に対し妨害行為を繰り返していた

シーシェパードは日本の捕鯨やイルカ漁に対して、数々の妨害行為を行っていました。最初に妨害行為を行ったのが2003年で、シーシェパードのメンバー2名が和歌山県東牟婁郡(ひがしむろぐん)太地町においてイルカ漁に使用する網を切断し妨害を行いました。 シーシェパードは2007年2月9日には日本の調査捕鯨船である日新丸に対し、酪酸という有害化学物質の入った瓶を投げつけ乗組員にケガをさせています。さらに同月12日には日本の目視調査船である海幸丸に、シーシェパードの船で体当たりを行うなどの妨害が行われました。 こうした日本の捕鯨船に対する衝突は、これ以後も何度もくり返されることとなります。

日本以外の国に対しても妨害行為を繰り返していた

シーシェパードの妨害行為は、日本だけが対象だったわけではありません。最初に暴力的な妨害行為を受けたのは日本とノルウェーが共同所有した捕鯨船で、1979年にシーシェパード1世号を体当たりさせて航行不能にしています。 1993年にはノルウェーの捕鯨船にシーシェパード所有の船を体当たりさせ、浸水させました。1999年にはアメリカのインディアンであるマカー族が捕鯨を再開したことを受け、手漕ぎカヌーに対しモーターボートで威嚇したといいます。 2002年には密猟者からサメを守るという目的で、コスタリアの漁船に対する妨害行為に及んでいます。このように、日本以外の国に対しても妨害行為を繰り返していました。

和歌山県太地町とシーシェパードの攻防

ポールワトソンが初めて和歌山県太地町を訪れたのは、1982年のことでした。太地町に辛悪イルカ漁に抗議し、中止させるためです。それから太地町はシーシェパードの妨害に悩まされることになります。 前述したように2003年からは違法な妨害行為が行われるようになり、2010年になるとシーシェパードのメンバーや支援者が太地町で荒々しい抗議活動を展開するようになります。イルカ漁に出ようとする漁師たちを足止めするので、警察が出動したこともありました。 その後両者の間で意見交換会が行われますが双方の意見は平行線のままで、それぞれが記者会見を行う事態となっています。結局お互いの折り合いがつくことはありませんでした。

シーシェパードの勢力の縮小とその原因

世界の7つの海と5つの大陸で抗議活動、妨害活動を行っていたシーシェパードですが、近年はその勢力が急速に縮小しています。。現在はシーシェパード結成以後、最大の節目を迎えていると報道されているほどです。 ここでは世界各国で様々な抗議活動を行ってきた、シーシェパードの勢力が縮小した原因について詳述します。

シーシェパードのポールワトソンが国際指名手配された

2010年に日本の海上保安庁がICPO(国際刑事警察機構)に対し、ポールワトソンの青手配を請求しました。それにより国際手配をされたものの、犯罪に関連してるかどうかの追加情報提供を求めることに止まっていました。 しかし2012年5月13日にコスタリカからサメ漁船に対する妨害行為が行われ逮捕状が出され、ドイツ当局に逮捕されます。それに加え保釈中に逃亡を実行したことから同年9月14日、ポールワトソンをICPOが即時逮捕・拘束を求める「赤手配」に格上げしました。 ポールワトソンが赤手配されたことにより、それまでのように自由に移動できなくなくなりました。以前のような指導力を発揮できなくなったため、ポールワトソンの指揮を失ったシーシェパードの勢いは急速に衰えていきました。

日本に対する賠償金の支払いによる資金難

2011年12月に日本鯨類研究所はシーシェパードを提訴し、仮処分の申請を行いました。シーシェパードによる調査捕鯨に対しての妨害行為や接近行為の差し止めを強く求めたのです。彼らの妨害行為は危険で、時に命の危機が迫るほどでした。 一度仮処分の申し立ては棄却されたものの控訴の結果、シーイェパードに仮処分命令が発出されました。つまり、シーシェパードは日本の調査捕鯨船に近づけなくなったのです。しかし2013年2月にシーシェパードは仮処分命令に違反し、妨害行為を再開するようになります。 そのため、シーシェパードは日本鯨類研究所への今までの訴訟費用と妨害による損害の弁済が命じられました。その弁済の支払いに迫られ、一気に資金難に陥ってしまいます。その結果、これまでのような世界的な活動が不可能になり、勢いが収束していきます。

日本によるシーシェパード対策の強化

シーシェパードが調査捕鯨船に対しても過激な妨害行動を繰り返していることを受け、日本政府は2013年4月に海賊対処法改正を含めた法整備を進めることを決定します。海賊対処法の改正は、シーシェパード対策を強化するためのものでした。 それまでの海賊対処法ではシーシェパードのメンバーが日本の捕鯨船に乗船しない限り、逮捕することはできませんでした。それを法改正することで、航海中であっても逮捕できるようにしました。 さらに劇薬の投げ込みなどにより航行不能にするなどの悪質行為に対し、武器使用を止めさせる権限の付与も検討されました。こうした日本の動きも、シーシェパードの勢力を削ぐことにつながっています。

スポンサー不足

シーシェパードの活動は、複数のスポンサーによる資金援助で成り立っていました。スポンサーは企業だけでなく、ハリウッドスターといった超名人の賛同者も多いです。 しかし2012年にICPO(国際刑事警察機構)に赤手配を受け、ポールワトソンが2014年にフランスに逃亡するとシーシェパードの活動力が低下しました。さらに2017年8月28日に「南極海における日本の調査捕鯨に対する妨害活動を中止する」と発表します。 シーシェパードはこれまで、日本の捕鯨やイルカ漁に対する過激な妨害活動により資金を集めてきました。そのためシーシェパードの活動が縮小化したことで、スポンサー不足に陥ることとなります。

シーシェパードは日本を敵に仕立てあげ、スポンサーから支援金を得る「ビジネス」

シーシェパードは設立当初から日本の捕鯨やイルカ漁をやり玉にあげ、敵に仕立ててきました。2007年からアニマルプラネットの番組スタッフを同行させ、後に「鯨戦争」という番組が作成され、放送されました。 また2009年には和歌山県東牟婁郡太地町で行われたイルカ漁をテーマに、「ザ・コーヴ」という映画を公開しました。しかし盗撮をしたり、日本人出演者に対し、依頼時に映画内容について嘘をついていました。 反捕鯨運動に使用することを明かしていなかったことが問題となり、日本国内でも裁判に発展しています。しかし近年は鯨愛護派のスポンサーから巨額の資金を集めるために、日本の捕鯨にしつこく反対していたという見方が強まっています。

シーシェパードの支援企業や著名なスポンサー

シーシェパードを支援している企業やスポンサーには、著名なものが多いです。アディダスやラッシュといった企業をはじめ、クリスチャンベール、オーランドブルームなどの著名人が名前を連ねています。 ここではシーシェパードを支援しているパタゴニアと、ボブバーガーについて説明します。

パタゴニア

シーシェパードの支援企業として有名なのが、アメリカ発のアウトドアブランドであるパタゴニアです。パタゴニアはシーシェパードに対し1993年と2007年に2回、多額の寄付をしていました。 日本でこの事実が知られるようになったのは、2018年1月にシーシェパードが公式サイトで、パタゴニアがスポンサーだと公表したことがきっかけでした。その後パタゴニアの日本支社に抗議のメールや電話が殺到しました。そして不買運動にも発展しています。 その後もパタゴニアがシーシェパードと関係を断ったと明言していないため、「製品が良くても支払ったお金が暴力行為に使われることは認められない」と不買運動を続ける人が少なくありません。

ボブバーカー

2013年2月21日にシーシェパードは、抗議船である「ボブバーガー号」に日本の捕鯨船である日新丸が意図的にぶつかってきたと発表しました。しかし実際には日新丸側が補給船から給油を受けていた時に、ボブバーガー号をはじめとする3隻から体当たりされています。 このボブバーガー号を購入する資金500万ドルを寄付したのが、アメリカでも有名な司会者であるボブバーガー氏です。ボブバーガー氏は1972年から35年間、「ザ・プライス・イズ・ライト」というクイズ番組の司会を務めたことで知られています。 ボブバーガー氏の名前をつけたボブバーガー号は、2009年より反捕鯨船として様々な抗議活動に関与しています。

今後のシーシェパードの動向に注目

捕鯨やイルカ漁に対する過激な妨害行為で知られるのが「シーシェパード」です。日本だけでなくデンマークでも「シーシェパード」に対処できるよう法整備を行いました。 代表であるポールワトソンの移動制限と日本を標的とした寄付金集めができなくなったことにより勢力は縮小傾向にあるようです。しかし日本が調査捕鯨を続ける限り、「シーシェパード」の脅威と無縁とはいいきれません。今後の動向に目を光らせる必要がありそうです。

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