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切り裂きジャック(ジャックザリッパー)がDNA鑑定で特定か?ロンドンで起きた未解決殺人事件の犯人の正体は?

もくじ

1分でわかる切り裂きジャック(ジャックザリッパー)

  • 19世紀に起きた連続殺人事件の犯人
  • 少なくとも5人の売春婦を殺害
  • 犯人はいまだに見つかっていない未解決事件

切り裂きジャック(ジャックザリッパー)とは

切り裂きジャック(ジャックザリッパー)とは、1888年にイギリスで起きた連続殺人事件の犯人の通称名です。切り裂きジャックはその猟奇的な殺害方法や劇場型犯罪の手口によって、当時のイギリスを震撼させました。 現在でも名前を聞く、連続殺人犯の代表格と言っても過言でない存在ですが、どのような人物がどのような事件を起こしたのでしょうか?

1888年にロンドンで起きた殺人事件の犯人

1888年にイギリス・ロンドンのホワイトチャペル地区で起こった連続殺人事件の犯人と思われる人物が当時新聞社宛てに手紙を書いており、その署名で「切り裂きジャック」と名乗ったことでその名が知られるようになりました。 切り裂きジャックは売春婦を狙うことでも有名でした。犯人は未だに見つかっておらず、未解決事件として現在に渡って語り継がれています。

5名の売春婦を殺害

切り裂きジャックは少なくとも5名の売春婦を殺害しました。切り裂きジャックによる殺害だと断定されていないものも含めると、さらに13名を殺害した可能性が考えられています。 切り裂きジャックは売春婦をターゲットとし、また殺害は公の場所で行われていたことも殺害方法の特徴です。遺体は喉元を鋭い刃物で切られ、特定の臓器のみが抜き取られていました。 そのため、当時は人体の構造に精通した医師が犯人ではないかとの疑いのもと捜査が進められていました。

犯人は未だ不明

切り裂きジャックは未だにその正体がわかっていません。 医師や王室関係者、肉屋などさまざまな容疑者が捜査線上には浮かんでいたものの、特定できずに現在に至ります。 容疑者の数は13人以上にものぼっています。「未解決連続殺人事件」「犯人は未だに不明」という点がこの事件の謎を深め、今でも語り継がれている由縁かもしれません。

犯人・切り裂きジャック(ジャックザリッパー)

犯人の切り裂きジャックとは一体誰だったのでしょうか。切り裂きジャックは英語で 「Jack the ripper(ジャック・ザ・リッパー)」と呼ばれています。 また、切り裂きジャックは世界で初めて劇場型犯罪を行った人物でもあります。切り裂きジャックのその犯行手口や被疑者の候補について迫ります。

ジャックの由来

「ジャック」は前述の通り特定の誰かを指す名前ではありません。 イギリスでは「ジャック」という名前がとても一般的です。「切り裂きジャック」は犯人が自称した名前です。「自分は正体不明」「自分を特定することはできない」という意味も込めて「ジャック」という仮称を選んだのではないのかと予測できます。 日本語で「名無しの権兵衛」という感覚に近いものがイギリス人にとって「ジャック」だと言えます。

犯行予告を行う劇場型の犯罪

切り裂きジャックは劇場型犯罪を始めた最初の人物としても知られています。劇場型犯罪では犯人が主人公となり、演劇を見せるような手口で犯罪を展開することが特徴です。 切り裂きジャックは犯行予告の手紙を新聞社に、署名入りで送りました。その手紙には「売春婦を今後もターゲットとして殺害する」ことや、「自分は絶対に見つかることはない」ということが書かれていました。 切り裂きジャックはその後も2度に渡って新聞社に手紙を書きました。そして、自警団の代表には人間の腎臓を小包で送っています。

被疑者候補

被疑者候補は多数に上り、その数は13人以上です。過去に売春婦を憎んでいた人物や殺人を犯した人物、精神病患者などが候補としてあがっています。 切り裂きジャックの目撃情報も多数あり、その風貌に一致した人物や、切り裂きジャックの最後の犯行後に自殺した人物などもいます。「血塗れで歩いていても疑われない」「臓器の位置について詳しい可能性がある」ことから肉屋も犯人として疑われています。 いずれにせよ、どの人物も決定的な証拠に欠けるため、切り裂きジャックは未だに断定ができていません。

DNA鑑定によるアーロン・コスミンスキー犯人説

一部で支持されているのが、アーロン・コスミンスキーというポーランド人が切り裂きジャックだったという説です。 切り裂きジャックはユダヤ人の肩を持つような落書きを残していました。アーロン・コミンスキーはユダヤ人であり、売春婦を嫌っていたとの特徴も一致しています。アーロン・コミンスキー犯人説について説明します。

DNA鑑定方法

アーロン・コミンスキーはDNA鑑定により犯人だという説があります。殺害現場に落ちていた被害者のショールから、アーロン・コミンスキーの子孫のものと一致するDNAが検出されたとのことです。 そのDNAは遺伝性の突然変異のもので、約30万人に1人しか持っていないと言います。そのため、アーロン・コミンスキーこそが切り裂きジャックだと主張されました。

目撃証言との一致

当時の目撃証言の中には「褐色の目の男性」というものがありました。アーロン・コミンスキーの目の色も褐色であったため、彼に容疑がかけられました。 また、犯罪歴などもあったため当局によって逮捕され、取り調べを受けています。当時、彼の精神は錯乱状態だったとのことです。しかし、目撃証言をした人が証言を撤回したことから、証拠不十分により釈放されています。

この説を否定する意見もある

アーロン・コミンスキー犯人説を否定する意見もあります。当時の捜査でも、アーロン・コミンスキーの筆跡は切り裂きジャックが送った手書きのものと一致しませんでした。 また、DNA鑑定で検出された遺伝子は遺伝性の特全変異のものではなく、ヨーロッパ人のほとんどが持つ遺伝子との意見もあります。 そもそも証拠品であるショールが本物であるかどうかもわからず、かつDNA鑑定に関する詳細が明かされていません。アーロン・コミンスキーが犯人だとは断定することはできないと言えます。

正確な犯人は解明できないままか?

切り裂きジャックは猟奇的な連続殺人事件の犯人です。新聞社に犯行予告を送り、「切り裂きジャック」を自称したことからもその名が広く知られています。 現在の科学をもってしても未だにその正体は判明していません。依然として切り裂きジャックの正体は謎に包まれたまま、今後も語り継がれていくでしょう。

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