\ 琉球風水志 シウマの占いページはこちら /

ウォーターゲート事件‎とは?ニクソン政権の不祥事の真相に迫る。

もくじ

1分でわかるウォーターゲート事件‎

  • ニクソン陣営の工作員が民主党本部に侵入
  • 捜査妨害やもみ消し工作が発覚
  • ニクソン大統領は辞任

ウォーターゲート事件‎の概要

ウォーター事件とは誰もが一度は耳にしたことのある事件です。ワシントンD.C.で起こった政治スキャンダルは後に書籍や映画などで紹介される大事件に発展します。 しかしウォーター事件の概要やアメリカ政府に与えた影響を詳細に答えられる人は多くありません。発生から40年以上経過したウォーター事件とはどういった事件だったのでしょうか。

ウォーターゲートビルで起きた侵入事件から始まる政治スキャンダル

ウォーターゲート事件とはホワイトハウスや当時のニクソン大統領が関与した政治スキャンダルです。事件が起こったのは1972年、舞台はワシントンD.C.にあるウォーターゲート・ビルでした。 ウォーターゲート・ビルには対立する民主党が本部を構えていますが、そこに5人の侵入者が現れたことが事件の発端です。 侵入者らはニクソン大統領陣営の人間で、その目的は盗聴器を仕掛けることでした。ワシントン・ポストはこのスキャンダルを連載を組んで取り上げたことから、波紋は全米にが広がりました。

当時のニクソン大統領が辞任する結果に

ウォーター事件によってニクソン大統領は辞任する結果になりました。侵入事件が発覚後ニクソン大統領は無関係であることをアナウンスしています。 次期大統領選を控えていたニクソン大統領ですが、それまでの任期中に様々な政策で成功を収めていました。そのため当選は確実とみられており、民主党本部にを盗聴する必然性はありません。 したがって世論もニクソン大統領本人ではなく側近が勝手に行ったといった風潮でした。ところが捜査妨害やもみ消し工作が明るみになり事態は急変します。

ウォーターゲート事件‎の真相発覚まで

ウォーターゲート事件ではニクソン大統領を任期中であるにも関わらず辞任に追い込まれます。アメリカの歴史の中で政治スキャンダルによって大統領が任期中に辞任した前例はありません。それだけに極めて異例な事態ですが、ことの真相が発覚した経緯はどうだったのでしょうか。

初期捜査ではニクソン政権に関わりがないと判断

ウォーターゲート事件発覚当初の初期捜査ではニクソン政権には関わりがないと判断されていました。不法侵入した容疑者らは大統領再選委員会のメンバーや元CIA工作員でした。 彼らの宿泊施設から現金やホワイトハウス顧問名が書かれた手帳などが押収されています。状況からすればニクソン政権の関連は疑わしいものでした。 しかし犯行の手口が幼稚だったことからニクソン政権は容疑者5人を三流のコソ泥と称し関与を完全否定しています。そのため世論も彼らが勝手に行った事件だと解釈しました。

もみ消し工作や捜査妨害が発覚

ニクソン政権側のもみ消し工作や捜査妨害が発覚し、風向きは大きく変わりました。事件発覚後政権幹部らは会合を開き対策を検討した結果、関連書類を処分するなどのもみ消し工作を行いました。 さらにCIA幹部をホワイトハウスに呼びFBIに対し捜査を継続しないよう要請します。ここからホワイトハウスとCIA、FBIがそれぞれの思惑によって暗躍が始まりました。 しかしディープスロートと名乗る内部告発者が現れるなど次第にもみ消し工作や捜査妨害が明らかになります。

録音テープをきっかけに大統領弾劾発議へ

ニクソン政権は録音テープの存在をきっかけに大統領弾劾発議を余儀なくされました。事件後政権側はCIAやFBIにもみ工作や妨害を行い幕引きに奔走しています。 実行犯の1人がこれまでの証言の一部を覆す旨を裁判所に申し出たことで事態は急展開を見せました。 さらに上院特別調査会において録音テープの存在が暴露されます。これで大統領のアナウンスと実際の会話の食い違いが明らかになりました。

ウォーターゲート事件‎の背景

ウォーターゲート事件の背景には情報漏洩に対する強い防衛意識があったと推察されます。ニクソン政権において米中関係は良好なものとなり、ベトナム戦争の終結も見えてくるなど政権運営は安定していました。 その一方でペンタゴン・ペーパーズに代表される情報漏洩の問題はホワイトハウスにとって大きな悩みの種でした。 国家安全保障の名のもとに盗聴などの工作活動は当然の対策だったといっても過言ではありません。つまりウォーターゲート事件は時代の流れの中で起こるべくして起こった事件だったといえます。

ウォーターゲート事件‎の影響

ニクソン政権の華々しい成果の影響もあり当初は国民もウォーターゲート事件に関心を示しませんでした。しかし次第にもみ消し工作や捜査妨害が究明され大統領は辞任します。全米を震撼させたといっても過言ではない政治スキャンダルはアメリカにどういった影響をもたらしたのでしょうか。

外国情報監視法の成立

外国情報監視法はウォーターゲート事件の影響により成立しました。これはスパイやテロリズムなどの脅威に対抗するために諜報活動を合法化した法律です。 これまでの問題点は慣例的に無差別な諜報活動が行われてきたことにあります。その目的は国家の安全保障であったことは間違いありませんが、もみ消し工作や捜査妨害が行われたことも事実でした。 こういった悲劇を繰り返さないためにも対象を絞り込み合法化することは必要不可欠でした。その後、外国情報監視法は度重なるテロ事件によって幾度となく改正されています。

「ウォーターゲート」が政権不祥事に対する俗称に

ウォーターゲート事件発覚後、政権不祥事はすべて「ウォーターゲート」もしくは「〇〇ゲート」といった俗称で呼ばれるようになりました。 カーター政権下の「ビリーゲート」、クリントン政権下の「チャイナゲート」などがこれにあたります。これらの事件はいずれも大きな政治不祥事として知られています。 ウォーターゲート・ビルからすれば罪もなく俗称に使われることは非常に不名誉なことです。しかし裏を返せばウォーターゲート事件が全米に及ぼした影響の大きさがわかります。

ウォーターゲート事件‎のメディア化

ウォーターゲート事件が及ぼした影響はメディアにも及んでおり、映画やテレビドラマ、本などで発表されました。その中には真実に迫った秀逸な作品が多くある一方で、作品としてのクオリティに疑問が生じるものも少なくありません。具体的にはどういった作品が高い評価を受けてきたのでしょうか。

映画

「ザ・シークレットマン」はディープスロートを主人公にした作品です。なぜ内部告発に踏み切ったのかが克明に描かれています。 事件から2年後に公開された「大統領の陰謀」は事件を国民に知らせようとした新聞記者に焦点をおいた作品です。二人の新聞記者の真実に迫ろうとする姿が感動的な作品となりました。 ニクソンの生涯を描いたのが「ニクソン」です。また「ペンタゴン・ペーパーズ」は事件当日までのアメリカを描いた秀作として知られています。

テレビドラマ

「タイムレス」はアメリカで制作されたテレビドラマです。主人公がタイムトラベルをしながら、アメリカに起こった様々な事件に遭遇するストーリーです。シーズン1でウォーターゲート事件が取り上げられました。 アメリカの人気テレビドラマ「X-ファイル」にはディープ・スロートという名の情報提供者が登場します。 映画と比較するとウォーターゲート事件を扱ったテレビドラマは非常に少ないのが特徴です。これは、題材がシリアス過ぎてテレビドラマにはあまり適さないことが理由であると推測されます。

「ディープ・スロート大統領を葬った男」(2005)は実際にディープスロートと接触したワシントンポスト記者ボブウッドワードの著書です。 当時の記述だけでなく、現在のマークフェルトの姿も丁寧に描かれており、まさに事件の全貌に迫った作品だといえます。 1993年に発表された「静かなるクーデター―「ウォーターゲート事件」20年後の真実」は事件の全貌を忠実に記した作品です。ただしディープスロートの正体は2005年にわかっており事実とは異なっています。

まとめ

1972年にアメリカで起こったウォーターゲート事件はニクソン大統領を失脚に追い込んだ政治スキャンダルです。対立する民主党本部に侵入しようとした容疑者が拘束されたことが発端となります。 当初は大統領には無関係の事件として闇に葬られようとしていました。ところが政権側の関与や捜査妨害、もみ消し工作などが判明し全米を震撼させる大事件となります。 この事件はアメリカの安全保障対策にも大きな影響を与えており、無差別な諜報活動を禁止する法律の整備などが行われています。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

もくじ
閉じる