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十和利山熊襲撃事件は平成最悪の食害事件か?スーパーKが奪った4名の命。

 

もくじ

1分でわかる十割山熊襲撃事件

1分でわかる十割山熊襲撃事件

  • 2016年の5~6月に十和利山山麓で熊による獣害事件が発生
  • ツキノワグマに襲われて4名が死亡、3名が重傷を負う
  • 2016年6月10日に人間を襲ったツキノワグマを射殺

2016年の5月から6月にかけて、秋田県鹿角市で熊による獣害事件が起こりました。獣害事件としては戦後最悪の被害だったことに加え、人間を積極的に襲うことはないと言われていたツキノワグマによる殺傷事件だったことも注目を集める要因でした。 今回は注意喚起されていたものの避けられなかった、「十和利山熊襲撃事件」について解説します。

十割山熊襲撃事件の概要

2016年の5月から6月にかけて、秋田県鹿角市で熊による獣害事件が起こりました。 タケノコや山菜を採るために、山麓に入る人が増えていた季節に起こり、獣害事件としては戦後最悪の被害だったことに加え、人間を積極的に襲うことはないとされていたツキノワグマによる殺傷事件だったことで注目を集めました。ここでは事件の概要について、詳述します。

2016年5~6月に秋田県で発生した一連の熊襲撃事件

「十和利山熊襲撃事件」は2016年5月から6月にかけて、秋田県鹿角市十和田大湯にある十和利山の裾野で発生しました。熊取平と田代平の間は牧場地帯となっており、タケノコや山菜を採るために訪れる人が多い場所でした。 2016年5月20日にタケノコを採集していた79歳の男性が行方不明となり、翌日遺体で発見されたことが始まりです。同年6月10日に加害熊が射殺されるまで、何度も人間が襲われました。

4人が死亡、4人が重軽傷を負った

最初の事件は2016年5月下旬でした。79歳の男性が死亡しているのが発見されます。その日、タケノコを採りにきていた60代の夫婦もツキノワグマに襲われケガをしましたが、夫が熊の頭を殴り、追い払うことに成功していました。 2日後70代の夫婦が同じ場所で襲われました。夫は死亡しましたが、妻は無事でした。その後、78歳の女性が熊に襲われ重傷を負い、その翌日には行方がわからなくなっていた65歳の男性の遺体が発見されています。 翌月6月には、3日前から行方不明の74歳の女性が遺体となって見つかりました。合計4人がツキノワグマの犠牲者となり、4人が怪我を負うこととなりました。

人間を襲っていた熊は複数いた

事件が起こった当時、NPO法人日本ツキノワグマ研究所の米田一彦氏が事件現場で調査を行っていました。調査時点では獣害事件を起こしたのは、オスのツキノワグマだと推測されていました。 しかし、2016年6月に射殺されたツキノワグマはメスでした。そのため、米田氏はその後も調査を続け、人間を襲っていた熊は複数いることを疑い続けました。 その結果、「十和利山熊襲撃事件」に関係したツキノワグマは5頭いたと結論づけました。

十和利山熊襲撃事件の1人目の死者

ツキノワグマによる獣害が発生したのは、2016年5月20日でした。地元に住む79歳の男性はネマガリダケを採るために、事件が起こることとなる竹林に出かけていきました。 男性は夜になっても自宅に戻らず、不安に思った家族が警察に通報します。警察は行方不明になった、男性の捜索を始めました。 男性が行方不明になったと通報があった翌日、2016年5月21日の7時過ぎに男性が遺体となって見つかりました。タケノコ採りの最中に、十和利山の山中でツキノワグマが男性を襲ったのです。 遺体が発見されたのは犠牲にあった男性が車を停めていた駐車場から100mの場所でした。それほど、人間が行き来する場所の近くまで熊が来ていたのです。

十和利山熊襲撃事件の2人目の死者

2番目の犠牲者が発見されたのは、ツキノワグマによる最初の被害者が見つかった翌日である2016年5月22日のことです。 その日秋田市からタケノコ採りに来ていた78歳の男性と77歳の妻が、熊に襲われたのです。2人が熊に襲われたのは、遺体発見場所から800mのところでした。 ツキノワグマに遭遇した時、男性が妻に逃げるように指示し、妻はその指示に従いました。そして妻の命は助かり、すぐに警察に通報します。 通報を受けた警察官や消防署員は、すぐに現場に急行します。しかし昼過ぎ、男性の遺体が見つかりました。そこは夫婦がツキノワグマに襲撃された場所から、500mほど離れたところでした。 そして男性の頭や腹部には、熊の爪痕や噛み傷がつけられていました。

十和利山熊襲撃事件の3人目の死者

2016年5月25日、青森県十和田市在住の65歳の男性はタケノコを採るために十和利山の田代平へ向かいました。しかし夕方になっても戻らなかったことから、家族が警察に通報し捜索が始まります。 男性が発見されたのは、同月30日の11時5分過ぎのことでした。熊にかじられたうえに死後数日経っていたことから損傷が激しく、その場では性別不明の状態でした。 司法解剖の結果、行方不明だった男性だと確認されたのです。 3番目の犠牲者が発見されたのは、十和田大湯字田代平の山林です。1番目と2番目の遺体が発見された場所から北東に3㎞以上入った場所でした。 3番目の男性の遺体は頭蓋骨と両手、両足・内臓が欠損したといいます。その食害の状況は、1番目・2番目の犠牲者の比ではありませんでした。

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