3度目の獄中結婚を果たした木嶋佳苗死刑囚
木嶋佳苗死刑囚とは
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木嶋佳苗が首都圏連続不審死事件の犯人として逮捕される
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2017年5月9日に最高裁が上告を棄却したことで死刑が確定
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収監されてから3度の獄中結婚を果たす
木嶋佳苗死刑囚
首都圏連続不審死事件の犯人として裁かれた木嶋佳苗は、裁判員裁判で初めて死刑判決が下った女性被告人です。2017年5月9日に最高裁の判決により死刑が確定し、東京拘置所に収監されています。
首都圏連続不審死事件の犯人
木嶋佳苗死刑囚が「首都圏連続不審死事件」を起こしたのは、2007年から2009年にかけてのことです。2009年8月6日に埼玉県富士見市で遺体が発見され、埼玉県警が捜査を始めたことで事件が発覚しました。 死亡した男性の交際相手として木嶋佳苗の名前が上がり、捜査の過程で彼女の交際相手に不審死を遂げた人が多いことがわかります。 同年9月25日に木嶋佳苗は結婚詐欺の容疑で逮捕されます。そして2010年2月22日に男性の殺人罪で起訴され、同年10月29日には東京都青梅市に住んでいた男性の殺害容疑で再逮捕されました。
数々の男たちを騙してきた
木嶋佳苗死刑囚が殺害したとされる男性は3名ですが、被害にあった男性はこの3名に止まりませんでした。この他に男性が3名不審死を遂げているほか、結婚詐欺で大金を貢がせた男性はもっといたのです。 結婚詐欺・結婚詐欺未遂・窃盗の被害者になった男性は、7名いました。被害金額は少なくて5万円、多い人は400万円以上をだまし取られています。 最も被害額が大きかった70代の男性は、約7400万円を木嶋佳苗死刑囚に貢いでいたほどです。
木嶋佳苗の拘置所日記というブログも更新
木嶋佳苗は逮捕後、東京拘置所に収監されます。そして刑が確定する前から、「木嶋佳苗の拘置所日記」というブログを開設し現在もブログは存在します。 拘置所ではパソコンが使えませんので支援者の男性に手紙を送り、それを撮影したものかプロのライターに入力させた原稿をブログにアップしてもらっています。しかし2018年5月18日を最後に、更新は止まったままです。
木嶋佳苗死刑囚の獄中結婚歴
木嶋佳苗死刑囚は、3度の獄中結婚をしています。支援者や逮捕前からの知り合いだけでなく、自分のところに取材にきた雑誌記者とまで関係を持つほど、離婚と結婚を繰り返しています。
1度目の獄中結婚は支援者の60代男性
木嶋佳苗死刑囚の最初の獄中結婚は、2015年3月のことです。相手は支援者だった60代の男性で、不動産会社に勤務していました。 2013年から2人は文通しており、2014年10月に木嶋死刑囚が交際をしたい旨を手紙に書いたことがきっかけで、2人の関係が始まりました。しかし結婚後に男性が交通事故を起こし、金銭的援助ができなくなります。そして、2016年9月に離婚しました。
2度目の獄中結婚相手は逮捕前からの知り合い
2人目の夫となったのは、木嶋佳苗死刑囚が逮捕される以前から知り合いだった男性でした。2016年9月の離婚から100日後、木嶋死刑囚は2度目の獄中結婚をしました。 その後木嶋死刑囚は、交通事故から回復した元夫と養子縁組をします。これは元夫が再び、経済的支援を行うためでした。そしてほどなく2度目の結婚も、破綻してしまいました。