1分でわかる六本木クラブ襲撃事件
1分でわかる六本木クラブ襲撃事件
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クラブ「フラワー」で起きた集団暴行事件
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犯人は関東連合の元メンバーや暴力団関係者
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未だ指名手配中の犯人もいる
「六本木クラブ襲撃事件」は、クラブ「フラワー」で起きた集団暴行事件です。VIP席に客として訪れていた男性に対して、9人の目出し帽を被った男たちが襲い掛かりました。この時男たちは、それぞれ金属バットを手にしていました。 VIP席であったことが災いし、店内のほとんどの客は凶行に気づくことができなかったという事実も明らかになっています。男たちは1分間男性に暴行を加え続け、死に至らしめたのです。
六本木クラブ襲撃事件の犯人と関わっていた団体
「六本木クラブ襲撃事件」には、その裏にいくつかの団体が関与しいました。 その真相を辿っていくと、なぜ被害者となった男性が襲撃されたのかということや、そもそもこの事件が起こった背景とはどのようなものであったのかということがわかってきます。
石元太一や見立真一など
「六本木クラブ襲撃事件」の捜査が進む中で、石元太一や見立真一といった加害者の名前が挙がりました。 石元太一は関東連合と関連のある暴走族の元総長でその中で見立真一は関東連合の元リーダーでした。石元太一と見立真一は実行犯として犯行を犯してはないものの首謀者として「六本木クラブ襲撃事件」を企て指示を行なっていました。 そのため、「関東連合」との繋がりがあるのではないかという点に注目が集まっていました。警察の捜査も関東連合との関わりに重きを置いて捜査がなされました。
関東連合、暴力団の関係者が多数関わっていた
「六本木クラブ襲撃事件」には、関東連合やそのほかの暴力団の関係者が数多く関わっていたと考えられています。特に関東連合の関わりは強かったと見られており、実際に元メンバーであった者が逮捕されています。 逮捕状が出た19人の中で、関東連合の元メンバーであるのは5人でした。親元となる暴力団との繋がりがあったのではないかという考え方を持って捜査に臨んでいたため、警察は初めから暴力団関係者の存在を確信していました。
六本木クラブ襲撃事件の被害者は藤本亮介
「六本木クラブ襲撃事件」の被害者となったのは、藤本亮介という男性です。 では、なぜ彼が執拗な暴行の末に命を奪われなければならなかったのでしょうか。このような惨事に巻き込まれてしまった理由について見ていきましょう。
キャバクラや飲食店を複数経営していた
藤本亮介はキャバクラや飲食店を複数経営していました。当時31歳という若さながら、杉並区でキャバクラを経営し、渋谷区で焼肉店を兼ねたガールズバーを経営するという手腕を発揮していました。 「六本木クラブ襲撃事件」のクラブ「フラワー」における常連客であり、VIP席にもよく通っていました。このことからも、各店舗の経営は順調であったことが窺えます。
人違いで殺害された
藤本亮介は人違いの末に殺害されてしまいました。本来ならば、関東連合に敵対している関係者を殺害しようとしていた犯人たちが、その関係者に特徴が似ていた藤本を人違いで殺害してしまったのです。 その関係者は関東連合と10年以上も各地で暴力を伴う衝突を繰り返していました。「六本木クラブ襲撃事件」の際には、関係者の「片足を引きずる」という特徴が当時偶然にも怪我をしていた藤本にも当てはまってしまったため、人違いの大きな原因となりました。
六本木クラブ襲撃事件の裁判で傷害致死罪の判決
「六本木クラブ襲撃事件」では、傷害致死罪として9人が起訴され、懲役を科されました。また、その中でも特に刑が重かったのが石元です。石元は地裁で懲役11年を言い渡されています。 その後、高裁ではさらに刑期が延びて懲役15年との判決が下り、最高裁で懲役15年が確定しました。もちろん他の加害者たちも実刑を言い渡されていますが、その長さは前科がなかったことなどから個人によってまちまちです。