1分でわかる名古屋市西区主婦殺害事件
名古屋市西区主婦殺害事件
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名古屋市在住の主婦が殺害された未解決事件
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目撃証言があるも、犯人は捕まらず
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犯行の動機は明確な殺意
名古屋市西区主婦殺害事件の概要
名古屋市西区主婦殺害事件は、名古屋市在住の主婦が何者かに殺害された事件です。犯行は当時母親と家にいた2歳だった息子の目の前で行われています。 事件から20年の歳月が経過していますが、いまだに解決の糸口も見つかっていません。一体どのような経緯で、幼い子供の前で母親を殺害するという恐ろしい事件が起こってしまったのでしょうか。
名古屋市在住の高羽奈美子さんが何者かによって殺害された
事件が起きたのは1999年のことであり、名古屋市在住の高羽奈美子さんが何者かによって殺害されたというものです。高羽奈美子さんは、首を刃物で刺されていました。 高羽奈美子さんはごく普通の主婦でした。前日に2歳になる息子が熱を出したため、事件当日夫の出勤を見送った後に小児科に出かけています。 小児科から帰宅した姿を近所の住民が目撃しており、その時は変わった様子はなく特に不審者も見かけられなかったといいます。
殺害された現場には当時2歳の息子である航平くんもいた
母親が殺害された現場には、当時2歳の息子である航平くんもいました。犯行は目の前で行われたとされています。 まだ幼い息子には母親に何が起こったのかよくわからなかったようで、遺体のそばでおもちゃで遊んでいたといいます。 息子の航平くんには特にけがなどはなく、遺体を発見した大家にすぐに保護されました。当時あまりにも幼かった航平くんには、事件の記憶どころか母親の記憶もないそうです。
事件から20年がたつ現在も未解決のまま
事件からはすでに20年の歳月が流れ、多数の目撃証言があったにもかかわらず未解決のままになっています。 当時2歳だった被害者の息子はすでに成人しています。未解決のままの事件は家族に大きな傷を残し、その後の生活にも影響を与えました。 夫は周囲や家族と協力しながら息子を育て上げる傍ら、少しでも事件を解決できればとビラを配り情報提供を求めていました。警察もまたあきらめることなく、長年犯人の捜索を続けています。
名古屋市西区主婦殺害事件の犯人
名古屋市西区主婦殺害事件の犯人は、見つかっていません。目撃情報はいくつかあったにもかかわらず、どこの誰なのかすらわかっていません。 目撃情報だけでなく遺留品もあったのに、犯人が逃げ続けられている理由は何なのでしょうか。
犯人は事件当時中年の女性
いくつかの目撃情報から、犯人は事件当時中年の女性であったことがわかっています。事件当日現場近くで40歳くらいの女性が、腕から血を流しているところを目撃されているからです。 犯行後に犯人は手を怪我したまま逃走したとみられています。その女性は、160センチ前後の身長で髪は肩くらいまでありました。まるでパーマが伸びきったような髪型であったといいます。 血液型はB型で靴のサイズは24cmであったこともわかっています。
犯行の動機は強盗ではなく高羽奈美子さんに対する明確な殺意
犯行の動機は強盗ではなく、高羽奈美子さんに対する明確な殺意だったとされています。理由としては室内を物色した形跡がまるでなかったためです。 また2歳の息子にも一切危害を加えていません。それらのことから、犯行の目的は被害者の殺害のみだったことが推測できます。 事件の当日には高羽美奈子さんの行動を把握できない、空白の2時間が存在しています。そのあいだに殺意を抱かれるようなトラブルがあったのではないか、ともいわれています。