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本庄保険金殺人事件は2名が殺害された保険金詐欺。主犯の八木茂や有料会見の真相とは?

もくじ

1分でわかる本庄保険金殺人事件

本庄保険金殺人事件

  • ホステスに偽装結婚させた相手に保険金をかけたうえで殺害
  • 数億円の保険金を手中にするも三人目の対象者に気づかれ逮捕
  • 裁判で死刑が確定したが未だ冤罪を主張

「本庄(ほんじょう)保険金殺人事件」とは埼玉県本庄市で起こった保険金殺人事件です。ホステスを使った偽装結婚などの手口やマスコミを巻き込んだ話題作りが注目されました。 事件はホステスたちの自供によって全て明るみになりましたが、死刑囚となった犯人は未だ自分の冤罪を主張し続けています。

本庄保険金殺人事件の概要

(画像:Unsplash

「本庄保険金殺人事件」は自分の愛人だったホステスたちに狙った相手と偽装結婚させ、高額の保険金をかけたうえで相手を殺害するという手口の殺人事件です。 犯人はどのようにして犯行を実行したのでしょうか。また犯行が発覚した理由は何だったのでしょうか。経緯を詳しく見ていきましょう。

犯人の八木茂はスナックを経営していた

「本庄保険金殺人事件」の主犯は八木茂(やぎしげる)です。八木は1950年生まれで、子供の頃はいじめられっ子だったようです。 八木はトラックの運転手をして一定の資金を貯め、1980年代後半にこの資金をもとに埼玉県本庄市でカラオケができるスナックの経営を始めました。 当時はカラオケができるスナックは珍しく、八木のスナックは人気があり夜7時の開店時には行列ができるほどでした。

八木茂は自身のスナックのホステスと常連客を偽装結婚をさせていた

八木はスナックのホステスをほぼ全員愛人にしていました。八木はその関係を利用してホステスたちを操って常連客と偽装結婚させ、そのターゲットに高額の保険をかけたうえで殺害するという計画を立て、これを実行したのです。 最初のターゲットなったのはホステスの武まゆみにぞっこんだった当時45歳の元工員でした。 八木はフィリピン人のホステスに長期ビザをとらせるために必要ということで、元工員に一時的に結婚するよう仕向けました。後々武まゆみと結婚させるという甘言に乗せられた元工員は1990年の12月に偽装結婚してしまいました。

ホステスの結婚相手に多額の保険金をかけ、酒や毒物で殺害していた

八木は元工員に武まゆみの将来のためという理由で次々と高額の保険金をかけさせました。 八木は元工員を過労死させようと画策し、日中は鉄工所で働かせ夜はパチンコ屋でアルバイトと過労状態にして、その後スナックで一晩中酒びたりにするという日々を繰り返させます。 しかしながら元工員が思ったように衰弱しなかったため、八木は武まゆみと共謀して毒物であるトリカブトが入ったあんパンを食べさせ殺害します。遺体は布団に包んで利根川に流しました。

ホステスの結婚相手を殺害し保険金を得る保険金詐欺を2件行なった

保険金は元工員の偽装結婚相手であるダンサーに支払われ、八木の手元にも大金が転がり込みました。保険金の額は3億円でした。 二人目のターゲットは当時59歳のパチンコ店店員でした。手口は最初と全く同じでした。愛人であるホステスの森田考子と店員を偽装結婚させ、高額の保険金をかけたうえで殺害したのです。 このケースでは毒物のトリカブトは足が付きやすい可能性があったため、風邪薬とアルコールを同時に大量に飲ませるという手口でした。これによっても1億7,000万円の保険金をだまし取っています。

三件目の事件を実行中に事件発覚

実は二人目の犯行が進行中に三件目の事件も同時進行していました。こちらは当時38歳の塗装工で、二件目の犯行と同様に風邪薬とアルコールを大量に飲まされていました。 しかしながら塗装工は体に異変を覚え、八木らの陰謀に気づいてしまいます。塗装工はこのままでは自分も殺されると考え病院に駆け込みました。 話を聞いた看護婦の通報で警察の知るところとなり、警察は火葬寸前だった二人目の犠牲者の遺体を押収し髪の毛から風邪薬の成分を検出しました。

本庄保険金殺人事件の裁判の判決

(画像:Unsplash

三件目の犯行実行中に犯行が発覚し、警察の捜査が行われました。状況証拠は限りなく黒でしたが、決定的な物的証拠はなかなか得られませんでした。 八木や偽装結婚したホステスたちは結局どのように裁かれたのでしょうか。それでは八木たちの裁判の状況を見ていきましょう。

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