もくじ
1分でわかるクリーブランド監禁事件
クリーブランド監禁事件
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アメリカのクリーブランドで2013年に発覚した誘拐監禁事件
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2002年から2004年の間に行方不明になっていた女性3名と6歳の女児が救出される
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犯人は仮釈放なしの有罪判決を受けた後刑務所内の独房で自殺
寝屋川監禁事件で長女を監禁し凍死させた両親に懲役13年。許されざる犯罪も疾患を持つ家族と社会の温度差。2020年3月12日、33歳の長女が自宅で死亡した事件で、両親に対して懲役13年の有罪判決が下されました。精神疾患のあった長女は自宅で10年以上監禁されており、両親は保護責任者遺棄致死罪や監禁罪で起訴されていました。精神疾患のある患者の扱いに関して、家族間や施設などですれ違いが起きており、近年社会問題化しつつあります。
戸塚宏氏が運営する戸塚ヨットスクールで起きた訓練生の死亡事件の数々。体罰は教育なのか?戸塚ヨットスクール事件はヨットスクールでの訓練という形の暴行によって複数の死亡者を出した事件です。戸塚ヨットスクールの戸塚宏校長は傷害致死罪等で逮捕され実刑判決を受けましたが、出所後の今もスクール校長に復帰し、基本的に依然と同じ独善的な教育論に基づく更生活動を続けています。今回はこの戸塚ヨットスクール事件を切り口にして体罰と教育の問題に切り込みます。
クリーブランド監禁事件の概要
「クリーブランド監禁事件」が明るみに出たのは、初めて犯人が女性を誘拐してから約11年後のことでした。犯人は2003年8月23日・2003年4月21日・2004年4月2日の3回にわたり女性を誘拐しています。 犯人は強姦や暴力をくり返しており3名の女性を恐怖で支配していましたが、1名の女性が隙をついて救出を試みたことで事件は明るみに出ました。ここでは「クリーブランド監禁事件」の概要について、詳述します。
岡田更生館で何があったのか?大森実の決死の取材が功を奏すまでに迫る。岡田更生館事件とは戦後間もない1946年に現在の倉敷市吉備町岡田に設けられた浮浪者を収容する施設・岡田更生館で起きた監禁/暴行・殺人事件です。岡田更生館の館長らは収容した街の浮浪者達を劣悪な環境の中で虐待し、施設に支払われる公的な支援金を私物化していました。2年間で犠牲者は76人にのぼりました。毎日新聞大森実記者の潜入取材でその実態が明らかになりました。今回は岡田更生館の真相に迫ります。
2013年にアメリカのクリーブランドで監禁事件が発覚
2013年5月6日アメリカのクリーブランドにあるシーモア通りを歩いていた男性は女性の叫び声を耳にしました。声に気づいた男性は玄関の金網製の網戸を蹴破って女性を救出します。その傍らには6歳の少女もいました。 救出された女性はすぐに警察に通報し、警察は問題の家を捜索します。すると2名の女性がいることがわかり、一緒に保護したのです。 そして保護された3名の女性が10年にわたって監禁生活を強いられていたことを告白します。こうして「クリーブランド監禁事件」が明るみに出たのです。
3人の女性が誘拐され、約10年監禁された
約10年にわたり監禁されていた3名の女性は全員誘拐されていました。 2002年8月23日最初に誘拐されたのが当時20歳だったミシェル・ナイトさんです。誘拐されたミシェル・ナイトさんは犯人宅の地下室に監禁されました。 2003年4月21日には当時16歳だったアマンダ・ベリー さんが、2004年4月2日には当時14歳だったジョージーナ・デヘスースさんが誘拐されます。そしてミシェル・ナイトさん同様、監禁生活を強いられました。