1分でわかる新宿ホスト殺人未遂
新宿ホスト殺人未遂事件とは
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相手への好意が高じて刃傷沙汰に発展
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被害者は一命をとりとめたものの重傷を負う
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示談が成立していたが加害者には3年6ヶ月の実刑判決
新宿ホスト殺人未遂の事件概要
(画像:Unsplash)
新宿ホスト殺人未遂事件は新宿のガールズバーの元店長・高岡由佳(たかおかゆか)被告がホストの琉月(るな)さんの腹部を刺し重傷を負わせた事件です。 「好きでしょうがないから殺したかった」という歪んだ愛情表現が招いたともいえる殺人未遂事件でした。
ホストとして働いていた琉月さんが高岡由佳に腹部を刺された
ホストの琉月さんと深い関係になっていた高岡由佳被告は琉月さんの気持ちが自分から離れていると感じ、寝ている琉月さんを殺そうとして腹部を包丁で刺しました。 その理由は「琉月さんとの関係が崩れていくのが辛くて、殺してしまえば自分以外を見なくなるから」というものでした。 琉月さんは一命はとりとめましたが肝臓に重傷を負い、アルコールが飲めない体になってしまい、今も病院に通院しているとのことです。
琉月さんは自力で部屋を出てマンションのエントランスに逃げ出す
高岡由佳被告に腹部を刺された琉月さんは自分で包丁を抜きました。琉月さんは高岡由佳被告に救急車を呼んで欲しいと頼みましたが、高岡由佳被告はその要望には答えませんでした。 琉月さんは自力で救急車を呼ぼうとしましたが携帯電話を高岡由佳被告に取り上げられたため、高岡由佳被告を突き飛ばしてマンションのエントランスまで逃げました。 琉月さんを追った高岡由佳被告はエントランスで血を流して苦しそうに横たわる琉月さんを見つけ、彼が死んでいくのが怖くなり自ら通報を行いました。
琉月さんが倒れている横でタバコを吸いながら座っている高岡由佳
琉月さんが血を流して横たわる傍らで平然とタバコをくゆらせる高岡由佳被告の姿がSNSで拡散され話題になりました。 高岡由佳被告は逃げる琉月さんともみ合いになった際コンタクトレンズを落とし、琉月さんを追いかけようとしてめがねを取りに戻った時、とっさに無意識にタバコと携帯電話を掴んだと供述しています。 高岡由佳被告はその時なぜタバコを吸っていたかは覚えておらず、気がついたらタバコを持っていたと供述しています。
琉月さんは一命をとりとめたものの重症を負った
琉月さんは幸いにも一命をとりとめましたが重傷を負いました。 琉月さんに突き刺された包丁は根元まで埋まるほどでした。強く・深く突き刺された包丁は琉月さんの肝臓を傷つけました。 このため琉月さんは肝臓の機能が低下しアルコールの摂取を医者から禁じられています。食事の量も減っているようです。ホストという職業柄アルコールがとれないのは影響が大きいと思われます。
高岡由佳と琉月さんの関係
(画像:Unsplash)
高岡由佳被告と琉月さんの関係はホストクラブにおけるホストと客という関係から始まりましたが、高岡由佳被告はどんどん琉月さんにのめり込んでいきます。 その結果刃傷沙汰にまで発展していまいましたが、ここで高岡由佳被告と琉月さんの関係を詳しく見てみましょう。
ホストと客の関係だったが、高岡由佳に交際を迫られていた
高岡由佳被告と琉月さんは高岡由佳被告が店長をしていたガールズバーで出会いました。その後彼女は琉月さんの店に通い詰めるようになりました。 高岡由佳被告は店で月に数百万円を使い、二人は肉体関係を続けました。 彼女は琉月さんに交際を迫っていましたが、琉月さんの方はホストと客の関係を続ける方がよいと考えていたようです。