三菱電機の新入社員自殺で上司を書類送検。2017年にも自殺者を出した三菱電機はブラックか？

当時25歳だった男性は、2016年4月に三菱電機通信機製作所に配属され、7ヶ月後に首吊り自殺をしました。男性は会社に潰されたという趣旨の遺書を残していました。 男性の遺族は、上司や同僚が先輩社員によるいじめを見過ごしたことで自殺に繋がったと主張し、三菱電機の安全配慮義務違反を指摘して約1億8000万円の損害賠償の訴訟を起こしました。

男性の遺族は社内のいじめを問題として、会社に対して自殺の原因究明や謝罪を要求しました。三菱電機側は現場でいじめなどはなかったとし、遺族の要求した対応を拒否しました。 男性は通信機製作所に配属後、ソフト開発に従事しました。職場では男性の技術を超える仕事を押しつけられた上で、上司および先輩のフォローがないという過酷な状況だったようです。

三菱電機は本社の部署だけでなく、子会社からも自殺者を出しています。長時間労働の末に40代の技術者が自殺しました。こちらの件は2019年に労災認定が下りています。

過労自殺したのは当時40代だった男性技術者です。男性技術者は三菱電機子会社の豊岡工場に出向していた2015年4月から2016年11月の間に、長時間労働を原因とする精神障害を発症しました。 男性技術者はその後、別の職場に移りましたが2017年12月に自殺しました。