もくじ
キャッシュレス化の推進がもたらす消費者の闇
1分でわかるニュースの要点
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日本でもキャッシュレス化が進展
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キャッシュレス化が個人破産増加の要因にも
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今後規制も必要か
OrigamiPayの買収は事実上の経営破綻。メルカリの買収は吉と出るか凶と出るか?スマートフォンの決済会社であるメルペイがOrigamiを1株1円で買収するようです。Origamiはスマホ決済ではいち早くスタートしましたが、その後相次いだ大手企業の参入で経営が悪化し赤字が続いていて、事実上の破綻とみられています。しかし買収したメルペイも赤字経営を続けており、この買収にメリットはないと見る向きは多いようです。今回はOrigamiPayの買収劇に迫ります。
ドコモがメルカリと業務提携か?dポイントとメルペイのシナジー効果を狙う。2月3日、国内の一部メディアはメルカリとドコモが業務提携すると報じました。両社はウェブメディで決定した事項ではないと提携についての詳細は明らかにしていません。近年は政府の後押しもあり、キャッシュレス決済の普及が進んでおり、特にスマートフォンを使った決済は利便性が高くポイントも貯めやすいと好評です。こうした事情を背景に各社はポイント発行の連携を加速させています。
増加するキャッシュレス破産
自己破産が増加しています。ここ2年間連続で年間の自己破産件数は7万件を超えています。その大きな要因の一つがキャッシュレスの進展だといわれています。なぜキャッシュレスが進むと自己破産が増えるのでしょうか。具体的にどのような因果関係があるのでしょうか。
QRコード決済、電子マネーの普及
電子マネーとは電子化されたお金のことで、キャッシュレスの一種です。Suicaやnanaco、Waonあたりが有名です。基本的に事前にカードにお金をチャージしておいて、カードをかざすことによって現金と同じように使います。 QRコード決済とはスマホでQRコードを読み取ったり、スマホのQRコードを店に読み取ってもらって支払いをする方式のことです。○○ペイという形で様々なサービスが出回っています。 これらはクレジットカードと紐付けされたものも多くなっており、現金がなくてもチャージできる仕組みになっています。
リボ払いやローンなどの充実
キャッシュレス支払いには電子マネーやQRコード決済、クレジットカードなど様々な形がありますが、どれも買い物をするために手元に現金を用意する必要がなく非常に便利です。 電子マネーなどプリペイド型のものは事前にお金をチャージしておいて、そこから買い物時に支払う形をとっていますが、近年はクレジットカードと紐付けされたものが増えてきています。この場合はクレジットカードからチャージできますので実際の支払いはクレジットカード会社への後払いになります。 クレジットカードには以前からリボ払いやローン払いといった仕組みがあり、支払いの先延ばしが可能です。