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テラスハウス出演の木村花さんが死去。SNSの誹謗中傷に悩む芸能人の苦悩。

もくじ

テラスハウス出演の木村花さんが死去

1分でわかるニュースの要点

  • 女子プロレスラーの木村花さんの死去が発表
  • 木村花さんはSNSを通じて誹謗中傷を受けていた
  • 自殺の可能性が高く、SNSの使い方が問われている

「テラスハウス」に出演していた女子プロレスラーの木村花さん

木村花さんは1997年生まれで、インドネシア人の父親を持つハーフです。2016年に女子プロレスにデビューし、女子プロレス団体スターダムに所属していました。 2020年5月23日、女子プロレスラーの木村花さんの死去が、所属事務所の発表で明らかになりました。享年22歳でした。木村花さんは人気ネット番組「テラスハウス」に出演しており、3月31日の放映以後にSNSで多数の誹謗中傷を受けていたとのことです。 詳しい死因は調査中ですが、木村花さんの死は自殺の可能性が高く、コミュニケーションツールとしてのSNSの使い方が改めて問われることになりそうです。

SNSなどでの誹謗中傷が後を絶えず

3月31日に配信された「テラスハウス」第38話で、ある問題が起きました。木村花さんと他の出演者との間で揉めごとが発生し、その中での言動が問題視されました。SNSには誹謗中傷が殺到し、多い時には1日に100件も心ないコメントが届いたそうです。 木村花さんは非常に悩んでいたらしく、5月23日午前3時頃にリストカットらしき自撮り写真と、悩みを打ち明けるつぶやきをTwitterに投稿していました(現在削除済み)。またInstagramのストーリー(一定時間で自動消去されるメッセージ)には、「さよなら」という言葉も残されています。 これらの事情や死去直前の状況から、木村花さんの死因は自殺と見られています。

問題となったSNSの誹謗中傷と芸能人

SNSは過去十数年間で急速に発達しました。TwitterやInstagramは国内だけでも、それぞれ月間数千万人もの人が利用する巨大サービスと化しています。一般人も手軽に意見を発信できるのが魅力ですが、芸能人を槍玉に挙げて誹謗中傷が殺到するなどの問題も起きています。

芸能人に対しての誹謗中傷が後を絶たないSNS

利用者は高い匿名性に保護されており、リアルタイムで意見を発信できることから、不快感を覚えた瞬間に安易な考えで中傷を書くケースが少なくありません。そういったケースでターゲットになるのは、メディアで悪目立ちしてしまった芸能人などです。 利用者の目につきやすい芸能人への誹謗中傷は次々に拡散され、また新たな中傷の呼び水となります。こうなると炎上状態となり、手が付けられなくなります。

韓国でもSNSがきっかけとなり自殺した女優が

SNSにおける芸能人の誹謗中傷の被害は、韓国でより顕著です。ほぼ毎年のようにアイドル歌手や人気俳優が自殺しており、2019年だけでも女優のチョンミソンさんや元アイドルのクハラさん、ソルリさんが亡くなっています。 韓国では特に、アイドルや芸能人に完璧さや完全性が求められています。そのため少しでも問題行動があれば、たとえ些細なことでも徹底的に吊し上げ、追い詰めてしまうことが多いようです。

ファンとのコミュニケーションツールで悩まされる芸能人

かつての芸能人は、ファンから見ると雲の上の存在でした。SNSの普及によって芸能人とファンの距離が近付き、多くの人が芸能人を身近に感じられるようになりました。しかしそれが一部のファンやアンチの行動に繋がり、芸能人の悩みの種にもなっています。

法的な規制を行えるようにした韓国

韓国の芸能人への誹謗中傷は特に「悪プル」(悪性リプライの略で、いわゆる悪質コメント)と呼ばれ、社会問題になりつつあります。韓国政府は2019年7月からインターネット上での名誉毀損の罰則を強化するなど、法的規制に乗り出しました。 韓国では2008年にも、誹謗中傷を苦にした女優の自殺をきっかけとして、インターネットの実名制度が進められたことがあります。結局は表現の自由を理由に廃止されましたが、近年の状況を踏まえて、再度実名制導入の議論が活発化しています。

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