新型コロナウイルスより深刻なアメリカのインフルエンザ。死者が1万4千人を超える。

アメリカではコロナウイルスよりインフルエンザ？

ニュースの要点

コロナウィルスよりもインフルエンザの懸念大
感染者数は1,900万人超
過去10年間で最悪の死者数を出す可能性も

マカオでカジノ運営が半月停止に。公共交通機関でもマスク着用が義務化されるマカオの徹底した対策に迫る。マカオ国内で、コロナウィルスの感染が確認されてきていますが、9人目の感染者が「カジノ施設の従業員」であることが判明しました。これを受けて、マカオ政府は国内のカジノ施設全41店舗を営業停止として、コロナウィルスの感染拡大防止を図っています。カジノの封鎖は、マカオ経済にとって大きなマイナスとなってしまうため、マカオ政府としても長期間の運営停止は避けたいところです。

インフルエンザによる死者が1万4千人を超えたアメリカ

米疾病対策センター(CDC)によると、2019年～2020年の期間でインフルエンザによる死者数が1万4千人を超えました。中国を中心に新型コロナウィルスの感染拡大が深刻化していますが、アメリカではインフルエンザの感染拡大が懸念されています。 CDCの最新のデータによると、これまでの感染者数は少なくとも2600万人を超えるとしています。感染拡大のスピードは新型コロナウィルスを上回っているため、今後も流行が続く可能性が高いと思われます。

インフルエンザ患者の累計は2600万人を超える

アメリカにおけるインフルエンザ患者の累計は、現在2600万人を超えています。アメリカの総人口が多いということもありますが、ここまで爆発的に増えていると感染拡大の脅威を感じない訳にはいきません。ここまで感染が拡大している背景として、インフルエンザの予防接種を受けていない人がアメリカに多くいることがあげられます。アメリカには国民皆保険制度は存在しないので、予防接種を受けるのにもそれなりの費用がかかります。そのため予防接種を受けない人も出てくると考えられます。

近年では稀に見る規模

アメリカのインフルエンザ流行は近年では希な規模です。2600万人以上の感染は異常な事態いってもよいでしょう。これまでを含めてアメリカのインフルエンザ流行の状況はどのようなものでしょうか？

毎年平均して1万人以上が死亡

アメリカではインフルエンザで毎年平均1万人以上が死亡しています。インフルエンザの流行が深刻だった2017年～2018年のシーズンでは感染者数が4,500万人、死者数が6万1000人でした。ただ今年の流行ペースは2017年～2018年シーズンを上回るもので、感染者数、死者数ともにさらに高くなる可能性があるとされています。過去10年間の中で最悪な規模になる可能性もあり、アメリカ経済へ与える影響も深刻なものになると予想されています。

アメリカのインフルエンザシーズンはまだ続く

アメリカのインフルエンザシーズンは例年10月ごろから始まり2月にピークを迎えます。5月ごろまで流行が続くため、まだまだ予断を許さない状況です。特に今年の感染者数の増加スピードは例年を上回るものなので、感染のピーク時期が長引くことも予想されます。インフルエンザウィルスの特徴を考慮すると、感染拡大が夏まで続くことは想定しづらいですが、気温が高くなるまではウィルスが活発に動く可能性が高いと考えられます。

致死率は低いものの増え続ける死者に対応策は？

現在は医療の発達によりインフルエンザで死亡するケースは少なくなってきています。ただし重篤化するまで放っておいてしまうと、死亡につながってしまうこともあります。アメリカでインフルエンザの死亡者数が増えている背景には、満足な医療サービスが受けられない国民が多いことも一つの要因と思われます。感染拡大を防ぐには適切な医療サービスを受けられる体制をアメリカ政府が整備していくことが肝要といえます。

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