もくじ
新型コロナウイルスの影響を受け業績好転の可能性もある業種
1分でわかるニュースの要点
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新型コロナウイルスが経済界に打撃
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悪影響を受ける企業が多い一方、好調な企業も
- 消費の落ち込みは避けられないことから長期的には悪化
病院船の日本導入は現実的か?コロナの影響で病院船導入が再検討される。コロナの影響によって「病院船」の導入が再検討されています。「病院船」は船内に治療室や病床といった医療設備を整えた大型船です。戦地や被災地において病気や怪我を負った人への治療や輸送を主な役割としています。度重なる震災により導入が検討されてきました。しかし造船や維持に必要となる莫大な費用、医療スタッフ不測の問題から見送られてきた経緯にあります。
新型コロナウイルスの影響で世界でも生活品の買い溜め。需要と供給のバランスが崩れる恐れ。新型コロナウィルスの感染を受け、外出制限を設けたフランスでは買い溜め行動が起こり、ニューヨークでは購入に制限を設ける動きも出てきています。日本ではマスクの転売に規制が設けられることになりましたが、需要と供給のバランスが崩れ、必要なものが買えない状態になっています。各国の状況についてご紹介したいと思います。
新型コロナウイルスで一時的に業績が好転する可能性のある業種
新型コロナウイルスの影響で外出を控える例が増えており、外食産業や交通機関、観光業界が大打撃を受けています。その一方で、在宅で利用可能なサービスが好調のきざしを見せています。一時的とはいえ、業績が好転しそうな企業とはどんな業種なのでしょうか。
自粛によるエンタメ業界の損失は450億程度。今後の対策が業界存続の鍵になるか?エンタメ業界はライブ・イベントの自粛に伴う損失額を発表し、窮状を訴えています。終息まで思いのほか長期化している現在、関連倒産の続出の怖れも現実的となっています。これ以上の経済活動減退阻止のためにも今後の政府の方針には画期的な打開策が望まれます。
マスク、消毒薬
もっとも顕著なのは、マスクや消毒薬といった衛生品の製造会社やそれらを取り扱うドラッグストア、コンビニなどです。 マスクや消毒薬は新型コロナウイルス対策に有効とされていることから、感染拡大にともなって需要が急増しています。 ドラッグストア最大手のウエルシアホールディングスは、2020年2月における全店舗の売り上げが前年同月比で25.0%増だったと発表しました。また同じく2月、コンビニチェーンのミニストップは衛生品の駆け込み需要で69.3%販売が伸びました。
マスク転売がついに規制へ。政府の閣議決定で3月15日から施行。2020年3月10日、日本政府はマスクの転売を防止する目的で、国民生活安定緊急措置法の政令改正を決定しました。施行は15日の予定ですが、日本政府は各ネットオークション会社に14日から自粛するよう求めています。日本では現在、新型コロナウイルスが流行の兆しを見せていることから、需要の高まったマスクが高額転売されるケースが問題化しています。
VOD関連サービス
平均的な在宅時間が増加することから、VOD(ビデオオンデマンド)関連サービスも業績が好転することが見込まれています。 Hulu、アマゾンプライム、ひかりTVなどのVOD各社は、期間限定で映像コンテンツの一部を無料開放する措置を取っています。 現在のところ各社から加入者の増減数は発表されていませんが、VODが浸透するきっかけになることは間違いありません。また一部の映画会社では劇場で上映中、または上映予定の作品のVODリリースを早めることも検討しているようです。