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新宿駅南口の歩道橋で男性が自殺。平然とカメラを向ける人々の倫理観を疑う。

 

もくじ

新宿駅南口の歩道橋で首吊り自殺が発生

新宿駅南口歩道橋の首吊り自殺事件

  • 新宿駅南口の歩道橋で30代男性が首吊り自殺をした
  • 白昼に発生した自殺事件を多くの人が目撃した
  • 自殺現場の画像がSNSで拡散されたことが批判されている

2020年1月6日に新宿駅南口の歩道橋で自殺が発生

(画像:Unsplash

2020年1月6日の昼12時過ぎに、JR新宿駅南口にある歩道橋で1人の男性が首吊り自殺を図りました。男性は病院へ搬送されましたが、まもなく死亡しています。自殺現場は以前にも自殺未遂が行われた場所だったことから話題となっています。

男性がマフラーで首を吊り自殺

6日の昼12時15分頃に、警視庁新宿署に自殺しようとしている人がいると110番通報がありました。 駆け付けた警察は、歩道橋の手すりにマフラーで首を吊っている30代男性を発見しました。男性は通報の直後に歩道橋から飛び降りたものと見られています。 警視庁新宿署の発表では、自殺した男性は精神障害を患っていたようです。またこの男性は直前まで一緒にいた友人に対して、自殺を示唆する発言をしていたこともわかっています。

以前焼身自殺が起きた場所と全く同じ場所

自殺現場となった歩道橋は、甲州街道の道路上にある「ミロードデッキ」という橋でした。この同じ場所では数年前にも自殺未遂が行われています。 自殺未遂があったのは2014年6月29日のことでした。憲法解釈の変更に反対運動を行っていた男性が、所持していたガソリンを自らかぶり、火を付けて焼身自殺を図りました。 警察と消防による懸命の説得が行われましたが、午後2時頃に男性は自分に火を付けました。その後、男性は病院へ運ばれ、一命を取り留めています。

多くの通行人がカメラを向けSNSに投稿をした

6日の首吊り自殺は人通りの多い昼間であったことから、数多くの通行人が現場を目撃することになりました。この時、多くの人がスマートフォンなどのカメラを向けて、撮影した画像をSNSに投稿しています。 あまりにも日常から現実離れした光景であったことから、中には生身の人間が自殺したものではない(作り物)だと思う人もいたようです。 自殺直後の生々しい写真や、警察が到着してからビニールシートがかけられる様子など、自殺現場の画像はSNSを中心として広く拡散されています。

自殺現場に躊躇なくカメラを向ける人々に対する批判が殺到

6日の自殺現場を撮影する行為について、インターネット上で批判が巻き起こっています。 作り物と勘違いする人はともかくとして、現場の状況や遺体を面白がる人が少なくありませんでした。そういった野次馬根性、撮影した上でSNSに投稿する無遠慮な行動が批判されているのです。 新宿南口の首吊り自殺以外にも、2019年5月に大阪梅田で発生した飛び降り自殺事件でも、同様に撮影や拡散されたことが問題視されました。

日本人の倫理観が問われる

多くの人には、珍事や突発的な出来事を目撃したいという好奇心、いわゆる野次馬根性が備わっています。好奇心は脳の機能と密接に結びついていることから、野次馬を批判することはできません。 ただし、ただ見るだけでなく、撮影やSNSで拡散までするとなると話は変わってきます。そこには他人の不幸を面白がる、他者の不快感を想像できないといった、倫理観の欠如が絡んできます。 2019年は元号が平成から令和に改まった年でした。元号と同じように、現代日本人の倫理観もまた改めていく必要があるでしょう。

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