新型コロナウイルスの影響が飲食業界に直撃
1分でわかるニュースの要点
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接触する恐れがあるビュッフェは自粛を要請
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飲食店が求められる衛生管理
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外食業界の今後
(画像:Unsplash)
政府がビュッフェを自粛する様に要請
政府は新型コロナウィルスの感染防止のひとつとして、スポーツジムの利用やビュッフェスタイルで食事を提供することを自粛するよう呼びかけました。 これらの要請は感染した事例を元に厚生労働省が取りまとめたものです。いずれも不特定多数の人が集まり接触する恐れがあること、さらに換気が悪いことなどから、感染リスクが高くなるため自粛要請に至りました。
歓送迎会の宴会なども中止に
3月から4月にかけては歓送迎会シーズンですが、政府によるイベントの自粛要請を受け謝恩会や送別会など中止やキャンセルが相次いでいます。 それに伴い予約のキャンセルを受けた飲食店などは大きなダメージを受けています。3月は特に売り上げが見込めるだけに深刻な状況が続いています。
衛生面で対応が求められる飲食店
ビュッフェの自粛要請が発表され風評被害も懸念される中、飲食店は衛生面での対応を強化しています。 扱う食品はもちろん従業員のマスク着用や店内の衛生管理の徹底など、会社や店舗ごとに徹底した管理体制が取られています。
はま寿司は回転寿司の提供を中止
回転寿司チェーンの大手、はま寿司は3月3日から新型コロナウィルス対策のひとつとして、回転レーンを使った寿司の提供を一時中止すると発表しました。 回転レーンは使わずタッチパネルでオーダーを受け提供をするもので、お客様に安心して利用していただくためとしています。
シェーキーズは殺菌・消毒を徹底
アメリカ発祥のピザチェーン店、シェーキーズは新型コロナウィルス対策として殺菌・消毒の徹底を行っています。 店内のテーブルとイスはアルコール消毒を行い、サラダバーのトングは1時間ごとに消毒したものと交換しています。サラダバー周辺も1時間おきに消毒と殺菌を行い、衛生管理の徹底を行っています。
客足が遠のく外食業界の行く末は
ビュッフェの自粛要請を受け各社衛生管理の徹底を行っていますが、直接口にするものだけに客足が遠のいている現状が伺えます。 日々刻々と変わる新型コロナウィルスの感染状況や政府の方針などは売り上げに直結するものなので、今後も注意深く情報をチェックしていく必要があります。