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新型コロナウイルスの影響か中国市場は大幅下落。当局は売りの制限も。

 

もくじ

新型コロナウイルスによる中国市場への影響

新型コロナウイルス感染拡大で中国市場は低迷

  • 上海、NY市場は大幅下落も回復を見せる
  • 中国政府が具体的経済対策を打と出す
  • 今後も楽観できない取引が続く見通し

上海市場は大幅下落

中国国内での新型コロナウイルスの影響で、上海株式市場は不安定な状況が続いています。普段なら春節を終えて活気づく上海市場ですが、3日(現地時間)には2万685.27ドルまで下落しました。 新型コロナウイルスの拡大による経済への影響を警戒したファンドが、一気に売り注文を入れたためと思われます。 しかし、中国政府が国内経済の立て直し策を打と出したことで買いが入り、4日現在では2万819.58ドルまで値をもどしています。

 

NYダウも下落

NYダウは世界経済の景気減速が警戒され、先月31日(現地時間)には2万822.25ドルまで下落しました。しかし中国政府が新型コロナウイルスの拡大防止策と、景気回復のための具体策を打ち出したことで反発し、4日には一時2万8807.63ドルを付けています。 中国人民銀行は3日、有価証券貸借取引にあたるリバースレポ(売り戻し条件付買入取引)の7日物を9000億元(約14兆円)、金利2.4%で市場に供給すると発表しました。 1日の資金供給としては中国市場最大規模になる見通しです。

中国証券当局は売りの制限

米国のメディアは3日、非公式な情報であるとして中国証券監督管理委員会が、一部投資ファンドに対し自己勘定トレーダーによる週内の売り越しを禁じると伝えました。上海市場の値動きが不安定なことによる措置と見られています。

連休明けの中国市場

中国市場はアメリカとの貿易改善が見えてきたことで、このところ好調な値動きを見せていましたが、今回の新型コロナウイルス騒動で冷や水を浴びせられた格好となりました。 旧正月にあたる春節の連休明けには、上海市場が大きく値を下げ3000銘柄がストップ安となっていました。また、深セン総合指数も3日に1609ポイントまで急落しました。 しかし、その後の中国政府の景気対策を好感して各市場は上昇し、深セン総合指数は1678.63ポイントまでもどしています。

世界景気への影響を懸念

中国政府の具体的な景気対策により、NYダウや日経平均も回復の兆しを見せています。日経平均株価は、先月31日の2万3414.69円から2万3322.80円まで上昇し5日の取引を終えています。 しかし、新型コロナウイルスの勢いは収まらず、今後も感染が拡大する恐れがあることから先行きは不透明な状況です。 世界の各市場も完全に回復したとはいえず、しばらくは様子見の状況が続くと思われます。

 

コロナウイルス収束まで続くのか?

中国で新たに発生した新型コロナウイルスは、治療法が確立されておらず今後も感染拡大が続くと見られています。 各国は感染防止策を講じていますが、2日にはフィリピンで中国人男性が死亡するなど感染に対する不安は広がっています。 こうした状況を見て世界の経済市場も楽観視はしていない模様で、しばらくは様子見の取引が続きそうです。市場関係者は感染拡大の状況を見ながらの取引になるだろうとしています。

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