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新型コロナの感染拡大でがん患者が手術を受けられず。日本外科学会がトリアージを発表。

もくじ

新型コロナの拡大でがん患者が手術を受けられず

1分で分かるニュースの要点

  • 感染拡大が外科手術にも影響
  • がん有明病院でも看護師が感染、8割の手術が延期に
  • がん患者など臓器の疾患で感染率は高まる

感染拡大により手術を行える状態にない病院

厚生労働省は今月8日各都道府県に対して不要不急の手術を延期するよう要請を出しています。感染拡大により外科医療の現場でも感染予防の個人防具が不足しており、手術を行える状態にない病院も増え続けています。 病院では患者の疾病進行状況を見ながら限られた医療資源の確保のため、手術トリアージ(治療の優先順位)を柔軟に進めて行くとしています。

前もって予定されていた手術が受けられず

東京や大阪といった都市部は他の地域に比べ感染患者の数が多く、がんなどで前もって予定を入れていた手術が受けられないといった状況になっています。 都内の大学病院では他の医療機関の招待状がないと診察を受け付けないといった措置を取るところもあり、抗がん剤の治療や急な疾患に対応してもらえのかといった不安の声が上がっています。

がん研有明病院では8割の手術が中止に

国内で最も多くのがん手術を行っている「がん研有明病院」で今月19日に看護師が新型コロナに感染していることが判明し、濃厚接触したと見られる医師や看護師などに自宅待機を命じています。そのため20日以降の約8割の手術を中止するとしています。

看護師の感染が確認

当該看護師は今月12日に微熱などの症状を訴えましたが、13日∼14日には平熱にもどり勤務を続けていました。しかし、14日の勤務後に再び発熱の症状が見られ、翌15日から出勤を停止しPCR検査を受けたところ陽性であることが確認されました。 同病院では看護師が対応した患者には健康チェックを行っており、濃厚接触の疑いのある職員、関係者ら110人には自宅待機の上健康観察を命じています。

院内感染が確認されれば再開時期が遅れる可能性も

がん研有明病院では当該看護師はサージカルマスクや手指の消毒など標準の予防策は取っていたことを確認しており、院内ではなく市中での感染の可能性が高いとしています。 院内では今のところ入院患者に感染を疑う症状は見られない模様ですが、院内感染が確認されれば手術の再開時期が遅れる可能性もあると考えられます。

日本外科学会は外科手術の目安となるトリアージを発表

日本外科学会は今月14日、外科手術トリアージ表(改訂版)を公表し、新型コレラ感染患者への外科手術に対する見解を示しました。トリアージ表は新型コロナ感染の陽性・疑い・陰性に分け、更に医療供給体制についても区分しトリアージの目安とするよう医師らに呼び掛けています。

急を要さない手術は延期の方針に

日本外科学会が示した手術トリアージは医療状態が安定しているか、またはひっ迫している状態かで受け入れ区分を設けると共に、疾病の重篤度や緊急性、必要度と新型コロナの感染症状とを合わせ、各病院が柔軟に対応することを求めています。 また、疾病が致命的でなく急を要しない疾患では基本的に手術を延期することとし、医療供給体制が安定しており且つ患者が陰性と確認された時には原則手術を実施するとしています。

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