都内で新型コロナウイルスの感染者が拡大
1分でわかるニュースの要点
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都内の屋形船で7名の感染者
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世界から「第2の震源地」と揶揄
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WHOも日本の対応に注目
感染者の7人が屋形船に乗船
東京都内で屋型船に乗船していた乗客約100人のうち7人が新型コロナウイルスに感染していることが報じられました。日本国内では連日新たな患者が見つかっており不安は広がるばかりです。 屋形船では個人タクシー組合の新年会が開かれていました。参加者の一人が数日前に中国武漢からの観光客を案内しており、屋形船にウイルスを持ち込んだと推察されます。
感染拡大は免れないか?
日本国内における感染拡大のリスクは1日ごとに大きくなっているといえます。リスクがこれ以上拡大するか否かとなれば意見の分かれるところです。 日本では感染経路を綿密に調査・分析しており、患者が発覚した病院においても拡大防止対策を行っています。しかし誰もが経験したことのない領域であり先行きは極めて不透明です。それだけに日本政府の対応に注目が集まっているといえます。
世界でも日本政府の対応が批判
新型コロナウイルス問題において、日本は中国に次ぐ「第二の震源地」と揶揄されています。その原因は新たな患者が発覚しているクルーズ船への対応です。 検疫が不十分で事態が悪化している状況では、世界各国の批判は的を射ているといえるでしょう。その反面、感染経路に対する調査・分析については一定の評価があります。果たして日本の対応は後手に回っているのでしょうか。
対応が後手に回った日本政府
横浜港に足止めされているクルーズ号からは、連日新たな患者の報せが届いています。そのため世界各国が日本政府の対応が後手に回ったといった論調が大半です。 特にアメリカは400名の乗客がアメリカ国籍であることから厳しい批判となっています。日本政府としても前例のない状況下で、法の範囲を逸脱せず慎重な対応を行っているのは間違いありません。
WHOも日本の動向を注視
緊急事態宣言の決断が遅れるなど物議を醸しているWHOですが、日本の動向には注視しています。日本では院内感染が発覚していますが、何とか拡大を踏みとどまっている状況です。 とりわけ感染経路については公表は差し控えているものの大筋では解明しています。WHOはこの点を評価しており、今後発生しうる伝染病対策に活かしたいのが本音です。
感染拡大阻止へ 試される日本政府
「第二の震源地」と揶揄されている状況下で日本政府の手腕が試されています。非常に厳しい状況ですが、確固たる対応ができれば世界各国及びWHOに対するアピールになります。 反対に対応を誤れば大きな痛手となることは間違いありません。とりわけ今夏には東京オリンピックを控えています。万が一中止にでもなれば日本政府が責任を問われます。 幸いワクチンは今夏頃には実用化の目途がつくと考えられます。また日本には「手洗い」「うがい」「マスク」が習慣化されていることから、しっかりとした対策が講じれれば拡大を阻止することは十分可能だと思われます。