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利用者急拡大のzoom、セキュリティの問題が発生。企業や団体の対応とは?

 

もくじ

在宅勤務が広がりzoomの利用者が急増

1分でわかるニュースの要点

  • オンライン会議システム「zoom」の利用者が急増
  • 情報漏えいなどのセキュリティ上の問題が多発している
  • zoon運営は今後、問題解決に努めていくことを発表

zoomのセキュリティの問題

利用者が増えているzoomですが、セキュリティの観点で様々な問題点が指摘されています。外部ユーザーによる乱入や個人情報の無断送信、エンドツーエンドの暗号化技術を使用していると誤った情報の表記をするなど、今後のzoomには多くの改善が必要です。

外部のユーザーの乱入、妨害

zoomの利用者が増えている現在、web会議に外部のユーザーが乱入して妨害をする「zoom爆弾」が問題視されています。 乱入した外部ユーザーは、web会議で侮蔑的な発言をしたり、露出行為をしたりなどの問題行動を起こしており、米国のFBIは注意喚起を促しました。 zoomのweb会議は、URLさえ知っていれば誰でも参加可能なので、会議の参加にパスワードをつけるなどの対応を取り、妨害行為を防ぐ必要があります。

facebookへの情報送信

米MOTHERBOARDの記者は3月26日、zoomのiOSアプリが無断でユーザーデータをFacebookへ送信していると報道しました。送信されていたデータは、アプリの使用状況や位置情報、利用機種などであると判明しています。 このことを受け、zoomは29日にiOSのアプリをアップデートし、データを送信するコードを削除して対応しました。米国カリフォルニア州では30日に、ユーザーが集団訴訟を起こしています。

windowsユーザーが情報を抜き取られる可能性

IPA(情報処理推進機構)は4月3日、zoomのWindowsクライアントにセキュリティ上の脆弱性があることを発表しました。その脆弱性を突いて発行されたハイパーリンクをクリックすると、Windowsのネットワーク認証情報の漏えいや、個人情報にアクセスされるなどの危険があります。 zoomはこれを受け、この脆弱性を解決するためのバージョンをリリースして対応しました。zoomのユーザーには、早めのアップデートが推奨されています。

暗号化に関する誤表記

米国のメディア「The Intercept」は3月31日、zoomはweb会議をエンドツーエンドで暗号化をしていると記載をしていましたが、それが事実と異なっていたことを発表しました。 それにより外部にweb会議の内容が漏洩する可能性もありました。 エンドツーエンド暗号化は利用者間でやりとりされるデータが常に暗号化されることで、第三者に内容を知られないようにする技術です。その後zoomは自社のブログにて、不正確な情報の記載によりユーザーを混乱させたことに対し謝罪を行いました。

zoomのセキュリティ問題を受け使用を停止する企業も

様々なセキュリティ上の問題を受け、zoomの利用を停止する企業が出てきています。宇宙事業を展開する米国の企業「スペースX」や「NASA(アメリカ航空宇宙局)」は職員に対してzoomの利用を禁止する対応を取りました。 日本でも内閣サイバーセキュリティセンターが、zoomの利用について注意喚起を促しています。山積するセキュリティ問題が解決されるまで、今後もzoomの使用を停止する企業・団体が出てくると考えられます。

極秘、社外秘の内容は電話を推奨

外部のユーザーがzoomのweb会議に乱入したり、社内のネットワークにアクセスされたりすれば、極秘・社外秘の情報が漏えいする危険があります。今後もzoom爆弾のような迷惑行為が起こらないとも限りません。 そのような事態を回避するために、社外に漏れてはいけない内容のやり取りは電話を使用することが推奨されます。zoomのシステムに、安心できる暗号化技術が使われていないと分かった現状では、慎重に利用する必要があると考えられます。

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