もくじ
陸上自衛官が一酸化炭素中毒で死亡
1分でわかるニュースの要点
-
自衛官が演習中一酸化炭素中毒で死亡
-
テントの中で暖をとっていた際の事故
-
危険な一酸化炭素中毒
八甲田雪中行軍遭難事件はなぜ起きたのか?悲劇の真実に迫る。八甲田雪中行軍遭難事件は参加者210名のうち生還者はわずかに11名という悲惨な遭難事件でした。その原因は訓練日の気象条件の悪さと軽度な服装や雪山に対する情報不足など雪山を甘く見ていたことでした。その後事件は自衛隊の教訓にもなり映画や本などのメディア化もされ広く知られることとなりました。今回は八甲田雪中行軍遭難事件の悲劇の真相に迫ります。
テントで仮眠中の自衛官
事故は北海道の上富良野演習場で起こり、2月17日の朝テントで仮眠中の自衛官が意識不明の状態で発見されました。 発見されたのは第2師団第25普通科連隊に所属する金松孝明3等陸曹・31歳でした。意識不明の状態で発見された自衛官は直ぐ病院に運ばれましたが、病院で一酸化炭素中毒による死亡が確認されました。 同じテントで寝ていた20代の自衛官も頭痛を訴えており病院で手当を受けています。
事故原因は究明中
なぜ一酸化炭素中毒になったのか具体的な事故原因は調査中とのことですが、テントの中で暖房器具を使って暖をとっていた際何らかの理由で一酸化炭素中毒が発生したと考えられています。 陸上自衛隊としては演習中に医師の配置など必要な救護体制をとっており、演習における安全管理に問題はなかったとしています。 責任者である大野木秀樹連隊長は今後原因を究明して安全管理を徹底する旨とコメントしています。
一酸化炭素中毒の危険度
一酸化炭素は厄介なガスです。石油ストーブなどを使っているとき燃焼ガスとして発生することがありますが、人命に関わることもあり極めて危険です。 一酸化炭素中毒は演習中の自衛官でなくても一般にも発生することがあります。