新型コロナの影響で欧州サッカーが中断
1分でわかるニュースの要点
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欧州サッカーリーグが中断
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選手だけでなく監督やファンにも感染拡大
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日程消化だけでなく経済的ダメージが懸念
選手や監督に感染者
欧州サッカーリーグでは選手や監督にコロナ感染が拡大し続けており事態は深刻です。激しい接触プレーも多いサッカーでは濃厚接触は避けられません。2部リーグの選手の陽性が確認されたのが2月の下旬です。 3月12日にはアーセナルのアルテタ監督の感染が報じられるなど一刻を争う事態となりました。さらに選手からサインをもらった少年が感染するなど、選手間だけの問題ではなくなっているのが現状です。
日程消化の問題も
欧州サッカーリーグでは日程消化の問題に頭を悩ませています。当初リーグ最終戦は5月16日~24日に集中していましたがリーグ再開の目途すら立っていません。 欧州チャンピオンリーグの開催に向け準備は進めているものの先行きは不透明です。しかし更なる拡大は選手のみならずファンや家族を巻き込む大惨事になりかねません。リーグ戦延期は苦渋の決断ですが賢明な決断だといえます。
ヨーロッパで感染者が拡大する新型コロナウイルス
WHOはパンデミックの中心をヨーロッパだと発表し注意を促しています。日々感染者数が増加しており非常に深刻な局面を迎えています。日本ではマスクや日用品の転売問題も勃発しました。ヨーロッパの現状や感染拡大の要因は如何なるものでしょうか。
WHOはパンデミックの中心をヨーロッパと発表
WHOはパンデミックの中心をヨーロッパと発表しています。当初は発生源である中国や韓国が注視されていました。僅かな期間の間に問題の中心はヨーロッパに移っています。 ヨーロッパではあいさつにハグをするのが習慣です。コロナの拡大はアジアとの認識が強く対策が後手に回ったことが要因とされています。マスクだけでなくトイレットペーパーなど日用品の買い占めや転売も大きな問題となっています。
経済的なダメージは大きく
コロナによる経済的なダメージが懸念されています。現時点でその度合いは誰も推測できません。経済開発協力機構では世界GDPへの影響は0.5~1.5%といった予測を立てています。 数字からすれば大きくありません。しかしコロナの脅威が長引けば大きなダメージを被るでしょう。日本の場合だと東京オリンピックが控えており、中止や延期となれば数兆円単位のダメージも考えられます。
終息見込めぬ中イベント開催は難しく
欧州ではサッカーリーグが中断している状況です。日本でもプロ野球をはじめスポーツイベントの延期や中止、無観客試合が連日報じられています。コンサートなどのイベントも然りです。 終息が見込めない中でイベントの開催は難しく、周辺のホテルや飲食業にも大きな影響が出ています。この状況を打破するためにも、政府には迅速かつ的確な判断が期待されます。