反省が見られない大津園児死傷事故
1分でわかる大津園児死傷事故
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新立被告は当初罪を認めるも異なる主張
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保釈中の出会い系など反省が見られない態度
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判決の言い渡しの延長
大津市で起こった自動車の事故、最初は新立文子被告も反省の様子を見せていました。ところが一転し、判決文だけ言い渡される予定でしたが被告が法廷とテレビで異なった主張を行い等、反省を示さない態度をとるようになり判決の言い渡しが延長されてしまいました。この流れを見ていくと、新立文子被告が事故に対して「責任はない」という態度を示すようになったことが伺えます。
大津市で起きた16人が死傷した自動車事故
2019年5月、大津市在住の無職、新立文子被告が車を運転していた際に大津市の交差点で前方を怠り右折して、対抗する車を信号待ちの保育園児の列に押し出す事故が起こりました。押し出された車に園児たちが巻き込まれ、2人が死亡、14人が重軽傷を負う惨事となりました。 新立被告は、過失運転致死傷罪の罪などに問われています。新立文子被告は、警察の取り調べの際、「相手の車が止まってくれると思った」と述べており、対向車線の右折車への注意義務を怠ったとされています。
事故への反省が見られない被告
新立文子被告の初公判のとき、被告は被害者への会釈をせず見向きもしないで被告人席に歩いていったとされています。服は、肩にレース状のヒラヒラがついた白いブラウスを着用していて、髪も内側にカールをかけたおしゃれな装いだったとのことです。 反省の態度を見せる様子はなく、被害者の方々は憤りを感じたはずです。法廷を出るときも、被害者の方を見向きもしなかったようです。被害者席へあいさつすることは常識的なことなのですがそれを実施していないところから、「自分に責任はない」という態度の現れとも捉えられます。
反感を買った新立文子被告
新立文子被告は、事故を起こしてから常識では考えられないような態度、行動をとり、被害者の方々、世論から反感を買っています。まるで、「自分は事故と関係がない」と言わんばかりの態度、行動です。それぞれ詳細を見ていきましょう。
裁判やテレビのインタビューでの態度
新立文子被告の裁判での態度は、被害者側への誠意が感じられません。上述した会釈をしないこと、不適切な服装は主たる例です。これに加えて、被告は法廷で事故の真実を説明しようとしない態度をとっていました。この態度に、弁護士側も「被害者が知りたい事件の真相が明らかにされるべき」というコメントを残しており、新立文子被告が態度を改めるべきとしています。 また、新立被告は当初、「事故と向き合い、反省している」と謝罪していましたが、裁判が結審した後のインタビューで「直進車がブレーキを踏んでいたら違う結果になっていたのではないか」と話し、法廷とは異なる主張をしていました。このような被害者の心情を弄ぶ発言によって、新立文子被告が「反省していない」という事実が明確になっていきました。
保釈中に出会い系
新立文子被告は保釈中に、滋賀県内在住の男性と出会い系サイトで知り合い、連絡を取り合っていたという事実が報道されました。連絡を取り合っていた男性側は、新立文子被告が公判待ちであったことは知らなったようです。 保釈中の身でありながら出会い系サイトを利用するというのは、被害者の方々を逆なでするような行動です。「悲惨な事故を起こした」という認識が欠如していると言っても過言ではありません。
ストーカー規制法や脅迫などの容疑で逮捕
新立文子被告は出会い系サイトで連絡を取り合っていた男性が、今後の連絡を断ったことをきっかけに、脅迫、ストーカー行為に及ぶようになりました。 新立文子被告は、男性とのやり取りをネット上に晒す旨の発言をし男性を脅したことで脅迫罪の疑いが持たれています。 上記に加えて、新立文子被告は男性の職場である役所に計10回以上の電話をかけて、「2ちゃねんるに写真を上げたらどうするの?」などと話し、男性と連絡をとることを強要したともされています。この結果新立文子被告は、ストーカー規制法違反などの疑いで逮捕されました。
保釈取り消しに判決言い渡しの延期
法廷にて、新立被告が事故の過失の程度、ストーカー容疑などの別の罪について争う姿勢に転じたため、裁判所は判決を後日に延期することになりました。これを踏まえて、検察は2回目の保釈取り消し請求を行い、裁判所が認可しました。