岡江久美子さんの息子になりすました動画が問題に
1分でわかるニュースの要点
-
岡江久美子さんの息子になりすました動画
-
話題性のある人をターゲットにした不適切な動画
-
YouTubeの対策とは
新型コロナに感染し肺炎で亡くなった女優・岡江久美子さん
女優の岡江久美子さんが4月23日の午前5時20分に新型コロナウィルス肺炎により死亡しました。享年63歳でした。 岡江さんは4月3日に発熱があり、自宅療養をしていましたが3月6日に容態が急変し緊急入院します。その後PCR検査で新型コロナウィルスの陽性が確認され、闘病を続けていました。
YouTubeなどに岡江久美子の息子を騙る動画がアップロード
岡江久美子さんは新型コロナウィルスの感染について公表していなかったため、突然の訃報は大きな衝撃を与えました。岡江久美子さんは、夫の大和田獏さんと娘の大和田美帆さんを家族に持ちますが、存在しない息子を騙る動画が複数アップロードされたことが問題となりました。 故人の家族を装い同情を誘う動画が、不謹慎として大きなバッシングに発展します。
倫理観なき動画に批判が殺到
亡くなった人の家族を騙る悪質な動画の投稿に非難が殺到しました。しかし、なぜこのように故人の家族を装う悪質な動画が複数投稿されたのでしょうか。 その背景には動画投稿という仕組みが関係しています。
動画の再生数で収益を上げるユーチューバー
YouTubeの動画投稿は、再生された回数に応じて報酬が決まる仕組みです。そのため、動画を見る人が多ければ多いほど収入に直結するため、話題性のある人物をターゲットに動画を作る人が増えています。 特にニュースになっているような話題性のある著名人などが狙われる傾向にあります。健全な投稿をしている人が多い中、収益を上げることを目的としたユーチューバーも問題になっています。
他の著名人の死の際にも動画投稿が
動画の再生数を上げるため、著名人の死を利用して家族を騙る不適切な動画が投稿されたことがありました。 これは話題性があることや検索数が期待できることから、確信犯であることが分かります。一見本当の家族のように見えるこのような悪質な動画には批判が殺到しています。
対策が求められるYouTube
このような不適切な動画は家族を失った人を傷つける他、収益のためなら何をしてもいいというモラルが問われています。 運営するYouTubeには対策を求める声が多数寄せられていますが、改善の余地はあるのでしょうか。
悪質なユーチューバーが増加する一方
匿名で動画が投稿できることから、再生数で収益を上げることに特化し著名人の訃報やニュースを悪用した動画が増えています。 これらの動画は家族かどうか確認する術がないため、ユーチューバーの手口は巧妙化しています。不幸なニュースを元にした動画の投稿が後を絶ちません。悪質なユーチューバーの行為を阻止する方法はないのでしょうか。