プロ野球巨人に2名の新型コロナ感染者
ニュースの要点
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巨人坂本・大城2選手が新型コロナ感染確認
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翌日の検査では陰性
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開幕延期の可能性は低く
巨人坂本・大城2選手が新型コロナ感染発覚
2020年6月3日、読売ジャイアンツは坂本勇人選手と大城卓三選手の二人が新型コロナウイルスに感染していたことを発表しました。 読売ジャイアンツの発表によると、新型コロナウイルスの抗体検査を希望した選手やスタッフらに対して、5月29日~30日の間に抗体検査をしたところ、坂本選手と大城選手を含む4人に新型コロナウイルスからの回復を示す抗体を持っていることが発覚しました。 その後、4人にPCR検査を行ったところ、坂本選手と大城選手の二人が正常値ギリギリの微陽性との検査結果が出ています。
前日の試合にスタメン出場していた両選手
読売ジャイアンツが坂本選手と大城選手の感染を発表する前日の2日から練習試合がプロ野球では再開されており、読売ジャイアンツは2日に西武ライオンズとの練習試合を行っていました。 坂本選手と大城選手は発熱や味覚・嗅覚異常といった自覚症状がなく、この練習試合にも坂本選手と大城選手は先発出場していました。 そのため、読売ジャイアンツの選手だけでなく西武ライオンズの選手にも二人の感染発覚による影響が及ぶ可能性があります。
6月19日の開幕を目指していたプロ野球
プロ野球では約3カ月遅れの6月19日での開幕を目指しており、6月2日にはその準備段階として練習試合を再開していました。新型コロナウイルスの感染が坂本選手と大城選手両選手以外にも拡大していれば、開幕が再び延期になることが懸念されています。
6月2日の対外試合解禁直後の出来事
プロ野球は5月25日に開幕戦を6月19日に実施することを決定しており、6月2日にはその開幕戦に向けて関西と関東で練習試合を解禁していました。 移動による新型コロナウイルスへの感染リスクや感染拡大リスクを低下させるために、関東では巨人やDeNA、中日、ヤクルト、西武、楽天、ロッテ、日本ハムの8チームが、関西では阪神や広島、ソフトバンク、オリックスの4チームが対戦予定でした。 こうした開幕に向けた準備を各チームが行ってきた中での坂本選手と大城選手両選手の感染発覚でした。
開幕が延期になる可能性は
読売ジャイアンツは選手やスタッフに対してPCR検査を行うことを発表しています。 また、6月3日には坂本選手と大城選手が西武との練習試合に出場していたため、西武ライオンズの選手とも濃厚接触をしている可能性があります。 こうした検査によって、坂本選手と大城選手以外に読売ジャイアンツや西武ライオンズの選手やスタッフに新型コロナウイルスの感染が発覚した場合、開幕が延期になる可能性もあります。
コロナ禍でプロスポーツは再開していいのか?
プロ野球だけでなく、Jリーグでも新型コロナウイルスへの感染者が新たに発覚しています。今後もプロスポーツ選手の感染発覚が続く可能性もあり、今シーズンのプロスポーツの開幕が危ぶまれています。
Jリーグでも感染者が確認
サッカーのJリーグでも6月2日に名古屋グランパスの金崎夢生選手が新型コロナウイルスに感染していたことが発表されています。 金崎選手は自覚症状がなかったプロ野球の坂本選手と大城選手とは異なり、5月29日に発熱や倦怠感を訴え、一時平熱に戻ったものの6月1日に再び発熱したためPCR検査を行った結果、新型コロナウイルスへの感染が発覚しました。 Jリーグの開幕戦は7月4日とプロ野球よりも遅いですが、今後の感染拡大が懸念されています。