新型コロナウイルスの影響を受けマスク不足に。花粉症患者には大打撃。

花粉症患者がマスク不足で困惑

1分でわかるニュースの要点

新型コロナウイルスの影響でマスク不足
花粉症対策にはマスクが必須
地道な花粉症対策

新型コロナウィルスの影響でマスクが品薄に。買い占めや転売がもたらす影響とは？新型コロナウィルスの感染拡大で中国はもちろんのこと日本でもマスクが手に入りにくくなっています。このためマスクが高額で転売されていて、中国では巨額な罰金も科されています。各メーカーではフル稼働でマスクを生産していますが、生産が追いつかず品薄が続きそうです。政府はマスクがなくても感染を予防できるとして、手洗いの励行を勧めています。今回は品薄が続くマスクの買い占めに迫ります。

新型コロナウイルスの影響でマスク不足

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて慢性的にマスクが不足する状態が続いています。花粉に悩まされる人々にとっては必需品であるはずのマスクが手に入らずに、地道な苦労を強いられています。

花粉症対策にマスク必須

マスクをすることで花粉の侵入をかなり防ぐことができるといわれており、花粉症対策にマスクはかかせない存在です。マスクの可否で鼻の中の花粉数を調べたある実験では、通常のマスクをした場合は70.9パーセント花粉をカットし、花粉症専用のマスクでは93.9パーセントもカットできたことがわかっています。

花粉症では咳やくしゃみが出ることも

鼻腔内に付着した花粉は鼻水や鼻づまりだけでなく、鼻の知覚神経を刺激することで咳やくしゃみを引き起こします。記者会見で咳を連発した加藤勝信厚生労働大臣が「＃加藤検査しろ」とツイートされたり、萩生田光一文部科学大臣が囲み会見中に咳き込むと一斉にカメラのフラッシュがたかれたりと世間の目も敏感になっています。山手線の電車内で咳をした女性が前に座っていた男性に「コロナウイルスなら隣の車両に移動しろ。」と言われるなど、咳やくしゃみをすればコロナウイルスの疑いの目を向けられるので肩身の狭い思いをする花粉症の人もたくさんいます。

マスク以外で花粉症対策となる商品を買い求める人々が多数

新型コロナウイルスの影響を受けてマスクを買いたくても買えない状況なので、マスク以外で花粉症対策となる商品を買おうという人々が多数います。従来よりあったアレルギー性炎症を抑える鼻スプレーや顔にスプレーすることで花粉を付着しづらくする商品など、例年に比べると2～3倍の売れ行きをみせています。手作りのマスクやワセリンを鼻の入り口付近に綿棒で塗ることで花粉のひどい時期を乗り越えようとする人もみられます。

買い占めは控え、本当に必要な人に届くようにすべき

WHO（世界保健機関）は新型コロナウイルスの予防目的でマスクを着用する必要はないと発表しました。マスクをしていないことで必ずしも感染の可能性が上がるわけではなく、それよりも顔や目をむやみに手で触らないことや手洗いすることが最も効果的だと強調しています。紙製品が不足するというデマが流れ各地でティッシュペーパーやトイレットペーパーまで売り切れになる事態が起きていますが、冷静な判断で買い占めは控えて本当に必要な人に届けられるよう正しい情報を得ることが必要です。

マスクを着用せず咳をしたと口論に。新型コロナウイルスにの猛威に震える日本人。マスクを着用せず咳をしていた男性が電車内でトラブルに巻き込まれました。トラブルを発生させた男性の行動は褒められるものではありませんが、日本中が新型コロナウイルスに過敏になっているのも事実です。マスコミは連日にわたって感染拡大のニュースを報じ続けています。これを否定することはできませんが、悲観的なニュースだけでなく感染後の対処法なども積極的に報道すべきです。今回は新型コロナウイルスにの猛威に震える日本人に迫ります。