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新型コロナの影響でコンドームが不足に。望まない妊娠が増える可能性も。

 

もくじ

新型コロナの影響でコンドームが不足に

1分で分かるニュースの要点

  • 世界最大のコンドームメーカーがロックダウンで減産
  • 望まない妊娠増や性病、エイズが蔓延する可能性も
  • 長引く工場の操業停止で供給不足は続く見込み

新型コロナにより外出自粛が世界的に要請

新型コロナ感染拡大の影響で世界の多くの都市がロックダウン(都市封鎖)しており、マレーシアでも全土に活動制限令を出し民間施設の封鎖などを行っています。 同国に所在する世界最大のコンドームメーカー「カレックス」も生産減に追い込まれており、このままでは3月中旬から4月中旬までの生産量が例年より2億個減になるとし、世界中で供給不足が起こる可能性が高いとしていました。

家から出ないカップルの需要が高まったか

外出自粛で家から出ないカップルも多くコンドームの需要が高まっています。全人口が13億人といわれるインドでは、外出禁止が発表された後コンドームの売り上げが1週間当たり25%∼35%増えたといわれています。 欧米では不要不急の外出以外は罰金などの厳しい罰則を設けており、マレーシアでも生活必需品以外の買い物はできず運動のための外出も制限されており、今月22日現在で1万8,498人が逮捕されています。

世界大手のコンドーム製造会社が製造減

マレーシアのコンドーム製造メーカーカレックスは年間50億個を超えるコンドームを生産し世界の4分の1のシェアを誇るイギリスのデュレックスなど、世界中のメーカーにコンドームを供給しています。しかし、国内の活動制限令によって製造数が激減し世界的な供給不足となっています。

OEMなどで多くのメーカーのコンドームを製造

カレックスは自社ブランドでの販売よりもOEM(相手先ブランド製造)供給がメインであり、世界の4分の1のシェアを誇るイギリスのデュレックスにも供給しています。 コンドーム市場は英米中3社がほぼ独占していますが、製造はマレーシアの企業が多く同国には14社のコンドームメーカーがあり、その中でもカレックスは世界で消費されている15%を製造しています。

ロックダウンにより工場が閉鎖

マレーシアは3月16日にロックダウンによる移動制限令の概要を発表し、その中には事業所の閉鎖も含まれています。ロックダウンは5月12日まで延長されており、引き続きコンドームの供給不足が続くことが懸念されています。 カレックスのゴー ミア キアットCEO(最高経営責任者)は、流通も混乱しており各メーカーも市場に供給することが困難な状況になっていると述べています。

望まない妊娠が増える可能性は?

コンドームの不足によって望まない妊娠が増える可能性があり、中絶の増加や性病の蔓延、HIVのリスクが高まることが懸念されています。また、妊婦が新型コロナに感染した場合は重症化しやすいともいわれており病院などでの感染も懸念されています。

病院の受け入れ態勢が整っていない今

コンドーム不足によって妊娠や性病、HIV(エイズウイルス)に感染してしまっても、新型コロナ感染拡大による医療崩壊で病院も受け入れ態勢が整っていないことが予想されます。 また、妊婦が新型コロナに感染した場合は重症化しやすいといわれており、感染のリスクの高い病院に行くことは避けなければいけません。また、治療薬も妊婦に使用できるものがあるのかといった問題もあり、コンドーム不足による思わぬリスクが広がっています。

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