北朝鮮の兵士が新型コロナウイルスで180名死亡か？医療体制の整っていない北朝鮮での感染拡大。

北朝鮮は医療制度の脆弱さで知られています。 医薬品などは慢性的に不足、医師は診察はするものの検査器具などの診断に必要なものがないために臨床ベースで治療を行っているとの報道がされたこともあります。 その証拠に英国外務省は2015年に自国民に対して「北朝鮮での手術は避けるように」と勧告しており、理由として医療施設の劣悪さ・基準以下の衛生水準などを挙げています。

北朝鮮の新型コロナウィルスについての初動対応は早く、すぐさま中国との渡航を禁止し国境を封鎖しました。 今や中国との国境付近は厳戒態勢となっており銃撃も辞さないと通知もされているため、中国側は国境付近の川に近付かないことなどを自国民に伝えています。 水際対策を最重要課題としてあたり「国家存亡に関わる重大な問題」と危機感をあらわにしていましたが、ウィルスが蔓延した際に鎮圧が難しいことを予測していたのでしょう。

北朝鮮は「伝染病はまだ我が国には流入していない」と頑なに主張しています。 監視強化と徹底した水際対策のアピールに国際社会は懐疑的な見方です。 これまでも国威を示すために数々の虚偽の発表を行っている北朝鮮ですが、もはや情報統制にも綻びが見え始めています。