もくじ
刑務所での新型コロナ感染リスク
1分で分かるニュースの要点
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刑務所内で新型コロナ感染が広がる
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暴動を起こす囚人たちも
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日本は面会等制限のガイドラインを作成
新型コロナウイルスに対応した特別措置法改正案が可決へ。私的権利の許容範囲が論点か?今月11日、感染が拡大している新型コロナウイルスによる感染症を適用対象に加える、新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案が、衆院内閣委員会で与野党の賛成多数で可決されました。緊急事態宣言の期間は現行では2年以内とされていますが、政府は1年を想定しているとしています。改正案では、首相が緊急事態を宣言すると対象地域での外出を制限したり、避難所のために土地収用をすることなどが可能となります。
新型コロナの感染リスクは刑務所でも
新型コロナ感染拡大が益々広がりを見せる中、三密の恐れのある刑務所内でも対応に追われています。そんな中静岡刑務所でも感染者が確認されており、集団感染のリスクは高いということが改めて分かりました。 収監所は他の外部との接触が限定的な反面、三密により感染が集団感染に広がりクラスター化する恐れがあると指摘されていました。
感染者が出るとクラスター化する可能性
刑務所内ではクラスター化(小規模集団感染)する可能性が高いことが指摘されており、法務省は急遽感染症や救命の専門家を交えてガイドラインを確定し、26日に全国の施設に配布しました。 拘置所や刑務所、少年院は全国に286施設あり、職員は約2万千人、収監者は5万人といわれており過去に結核やノロウイルスの集団感染が起きたことで新型コロナ感染のクラスターも懸念されています。
世界では刑務所に新型コロナの影響が
米国は世界で最も多い収監者を抱えていますが、刑務所内の感染拡大を防止するために高齢者などを中心に軽微な罪状の収監者を即時釈放することを決めました。フィリピンでも現地の赤十字社と連携して陽性反応が出ていたり比較的軽微な収監者は釈放される可能性があるとしてます。