やっちゃった日産
ビジネス風刺漫画1
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作成者 @daisycutter7 pic.twitter.com/BLiQ6Lur5j— (@businesscareer3) 2019年5月24日
カルロスゴーンとは
カルロス・ゴーン氏はブラジル出身で日産自動車と三菱自動車の元会長であり、フランスの自動車メーカーのルノーの元取締役会長兼CEOを勤めた人物です。 特別背任などの罪で逮捕・勾留が繰り返されましたが、この記事ではそのカルロス・ゴーンの来歴や、2018年末頃から取り沙汰されている事件の詳細を紹介します。
カルロスゴーンの来歴
カルロス・ゴーン氏は大学卒業後、タイヤメーカーのミシュランに入社します。1989年に不採算部門を黒字転換させ、1990年には北米ミシュランのCEOに就任します。 その後1996年、ルノーの副社長にヘッドハンティングをされました。更にその3年後ルノーと日産の資本提携により、ルノーの業務に加えて日産の最高執行責任者(CEO)に就任します。
カルロスゴーンは日産の経営を立て直した敏腕経営者
カルロス・ゴーンは1999年にルノーと日産が資本提携することで、本格的に日産に関わるようになります。 カルロス・ゴーン着任時の日産は、およそ2兆円の負債を抱えていました。しかし「日産リバイバルプラン」という再生計画を打ち出し、日産の代表的な生産拠点であった村山工場の閉鎖やリストラを断行します。 短期間で経営立て直しに成功し、その手法から「コストカッター」と呼ばれることもありました。
カルロスゴーンの逮捕の原因と問われている罪
ここからは2018年末頃からニュースでも頻繁に取り沙汰された、カルロス・ゴーンの逮捕につながったとされる罪状などを確認していきます。 主な罪状は金融商品取引法違反と特別背任で、それぞれの罪について2度ずつ逮捕が行われています。この見出しで、それぞれの罪に関する具体的な内容を紹介していきます。
金融商品取引法違反
カルロス・ゴーンが2018年11月19日に最初に逮捕された罪は「金融商品取引法違反」です。 カルロス・ゴーンは、2011年3月期から2015年3月期までの役員報酬について、およそ50億円近くを過小報告し15億円近くの税金未納が発生していました。 これは代表取締役グレゴリー・ケリー氏と共に役員報酬を過小報告しているという内部告発から発覚しました。
2度目の金融商品取引法違反
2018年12月10日に金融商品取引法違反で再び逮捕されます。 最初の逮捕では2011年3月期から2015年3月期までの役員報酬の過少申告でした。2度目の逮捕は2016年〜2018年の3年間の役員報酬について40億円近くの過小報告を行っていたという内容です。 1度目・2度目を合わせて、合計で税金対策のために行った報酬の過少申告によって、90億円近くの税金未納が発生していました。
特別背任容疑
3度目の逮捕では特別背任の疑いで逮捕されます。 特別背任とは会社で要職に就く人物が、自身や第三者の利益のために、組織に損失を与える目的で行う行為に課せられる罪です。 カルロス・ゴーンの場合は、自身の資産管理のために設立した会社で発生した、通貨取引の損失を日産に移し替えたというものでした。このことで18.5億円近くの評価損を日産に負担させていたことが特別背任に問われています。