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神出病院の看護師らが患者に暴行を加える。病院や介護施設で相次ぐ暴行事件の根底にある原因とは?

 

もくじ

神出病院で看護師による患者への暴行が確認された

1分でわかるニュースの要点

  • 病院の精神科で看護師ら6人による暴行が発生
  • 精神病患者がわいせつ行為や暴行で虐待
  • 頻発する弱者への暴行には心理的要因が存在

神出病院での暴行事件

3月4日兵庫県警は準強制わいせつと暴力行為等処罰法違反の容疑で、神戸市西区にある神出(かんで)病院の看護師など6名を逮捕しました。患者に対して聞くに堪えない虐待を働いた背景には何があったのでしょうか。

患者の多くは精神疾患の患者

被害に遭った患者は3人でした。3人とも重度の精神疾患を患っており、暴行に対して全く抵抗できない状態だった模様です。 逮捕者から押収したスマートフォンからは複数の患者への虐待動画が見つかったことから、虐待は長期にわたって繰り返されていた可能性があるとして捜査が進められています。 神出病院の大沢次郎院長は「患者様はじめ、ご家族様・地域の方々に深く謝罪する」としたコメントを発表しました。

看護師など6名が逮捕

逮捕されたのはいずれも神出病院の看護に携わっていた看護師・看護助手でした。勤務経験は3~6年で夜間勤務が中心だった模様です。 特定の1~2名が患者に虐待を働いた事件はこれまでもありましたが、6人もの集団によるものはこれまで例を見ません。 病院側によると6人は非常に仲がよく、これまでの勤務状況に特に問題は見られなかったとのことです。病院側は警察から連絡を受けるまで誰も虐待の実態に気づいていなかったとしています。

準強制わいせつ等暴行、虐待を与えた疑い

2018年10月31日の未明には50代と60代の男性の患者同士にキスをさせるといったわいせつ行為、2019年9月20日の夜には70歳の男性患者をトイレで裸にして椅子に座らせ、ホースなどで水をかけるという暴行を働いていました。 さらに9月25日の夜には60代の男性患者を床に直接寝かせ、その上からベッドを逆さまに被せて檻のようにして、患者を閉じ込め面白がっていました。

後を絶たない病院や施設での暴行事件

このところ病院や介護施設などでの虐待・暴行事件が後を絶ちません。肉体的・精神的な弱者に対するこれらの虐待・暴行行為は到底許されざる行いです。これまでどのような虐待・暴行事件があったのでしょうか。その実態に迫ります。

大阪精神医療センター

2019年5月18日大阪府立の大阪精神医療センターで看護師による患者への暴行事件が起こりました。 暴行を働いたのは40代の男性看護師でした。個室内で大声を出す30代の男性患者に注意しているうち、10回程度平手で患者をたたいたり足を蹴ったりする暴行をしてしまいました。 患者がたたかれた事実を訴えて暴行行為が発覚し、設置されていたカメラでも確認がとれました。男性看護師は「感情をコントロールできなかった。」としています。

京都の老人ホームいちがお園

2020年2月11日京都府京丹後市の特別養護老人ホームいちがお園で職員が入居者に暴行を働き、傷害容疑で逮捕されました。 逮捕されたのは23歳の介護福祉士で、98歳の女性の入浴をサポートしている時に女性の顔を殴り、左上あごや頬骨の骨折など全治1カ月の重傷を負わせました。 容疑者は3年前からこの施設で勤務しており、腹が立って殴ったと容疑を認めているようです。

介護施設や病院で相次ぐ暴行事件

今回は病院や介護施設における暴行事件を取り上げましたが、同様な暴行事件は学校などでも起こりえます。記憶に新しいところでは神戸市須磨区で発生した教師間のいじめ事件があります。 これらに共通していることは何でしょうか。これらはいずれも組織の中で起こっています。しかも必ず強者と弱者が存在しています。反抗できない弱い立場の者が職権や肉体面で強い立場の者に暴行されています。 もう一つ忘れてはいけないのは、周りに見て見ぬふりをする傍観者がいることです。

看護師や介護士が患者に暴行をする心理

看護師や介護士が患者に暴行をする心理状態とはいかなるものでしょうか。 看護師や介護士の仕事はハードワークでストレスで精神的にも全く余裕がない状態で日々勤務しなくてはならない状況が続く場合もあります。 このような追い詰められた心理がはけ口として弱い立場の患者や要介護者に暴行の形で向けられることはある程度想像できます。 もちろんそれが正当化されることはありませんが、頻発する事件の元を絶つためには看護師や介護士の労働環境改善を考える必要もあります。さらに集団心理の怖さにも注意することが重要です。「みんなで渡れば怖くない」心理が到底考えられないような残酷なことも正当化してしまう怖さを理解しておく必要があります。

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