もくじ
医療現場で人手不足が顕著に
1分でわかるニュースの要点
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コロナウイルス感染拡大で医療現場の人手不足が深刻
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医師会は医療的緊急事態宣言で政府と国民に協力を要請
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世界各国でも医療現場に人員が投入されている
政府が人工呼吸器の増産を要請。感染者拡大により世界中で人工呼吸器が不足。人工呼吸器の増産が世界中で急がれています。新型コロナウィルス の患者数の急増により現在確保している台数に不足が出る可能性が色濃くなってきたことが要因です。イタリアなどの現状を鑑みると何か手立てを施さなければ医療崩壊が起こることは明らかで、今時点でどう対策を練るかが今後に大きく関わると言えます。
新型コロナウイルスによる患者増加
4月9日時点で、東京都にて181人もの新型コロナウイルス感染者が確認されました。前日には144人を記録し、もはや100人を超えることは珍しくない状況です。 「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船客を除いても、累計で5,000人を超えるほど感染が広がっています。そして患者が増えるということは、医療従事者の負担がそれだけ増えることを意味します。
医師・看護師ともに人手不足
新型コロナウイルスの検査数や陽性患者の増加に伴い、医療現場の人手不足が深刻化してきました。 元々コロナウイルスを検出するPCR検査は経験や集中力が必要であり、誰でも簡単にできるわけではありません。つまり元々検査できる医療者も多くはなく、感染者拡大に比例して手がまわらなくなっています。 医師や看護師、臨床検査技師の人員が常に募集されているなど、医療現場はまさにギリギリで持ちこたえている状態です。
医師会は「医療的緊急事態宣言」
公益社団法人東京医師会は6日、感染者数増加や病院内感染、医療品不足による「医療崩壊」を防ぐために「医療的緊急事態宣言」を発表しました。
「都民への外出自粛」「都行政の現場への強力な指示」「医療従事者への感染予防呼びかけ」「地域、地区行政への医療体制構築と連携」
の4つを掲げています。 会見で尾崎治夫会長は強い危機感を表し、都民への6週間の自粛や東京都の施策実施を訴えました。