もくじ
フジテレビ「99人の壁」でサクラが発覚
1分でわかるニュースの要点
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フジテレビのクイズ番組「99人の壁」でサクラが発覚
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テレビ業界のサクラは演出上必要なケースも多い
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報道番組などではサクラは許容しがたい視聴者多い
テレ朝「10万円でできるかな」の宝くじ企画にやらせ報道。「消えた天才」も倫理違反か。テレビ朝日の人気番組「10万円できるかな」でやらせ疑惑が報道されました。 局側は否定はしているものの謝罪をしています。昨今盛り上げるための演出が行き過ぎてやらせへと発展してしまうケースがありますが、演出は必要なのでしょうがやらせまでいくと結果視聴者離れを引き起こすという典型がたびたび見られます。
最大20名程度のサクラが発覚
「99人の壁」はチャレンジャーの1人が、99人の解答者と早押しクイズで対決して全問正解を目指す番組で参加者100人は一般公募で決定しています。 しかし、公募した参加者が足りず、そのため解答権のないエキストラを最大で20名程度参加させていたことが発覚しました。 実質的に「1対99」ではなく「1対79」でなっており、番組が謡っている「99人の壁」というコンセプトからも逸脱していました。
バチェラーのやらせ疑惑から考える、オンライン動画配信サービスの放送倫理の行方。若者を中心に支持を得ている「バチェラー」は、2017年からAmazonプライムビデオにて放送を開始したネット配信番組です。1人の男性を狙って争う番組ですが、ヤラセ疑惑が浮上しています。こ事実といいながら事実と異なる内容を恣意的に作ることは視聴者の信頼を裏切る問題です。今回はその実態を詳しく解説していきます。
フジテレビは謝罪も番組は継続へ
事態が判明したのは、参加していたエキストラの一人が放送倫理・番組向上機構(BPO)に報告したのがきっかけでした。 フジテレビは視聴者や出演者、関係者に対して謝罪をしたうえで、「不測の事態で人数不足が生じた場合でも、その旨を明確にした上で放送する」として同番組を継続することを表明しました。 確かに「99人の壁」は人気俳優の佐藤二朗が初めてクイズ番組の司会を務める人気番組でしたので、継続が決まりホッとしている人も多かったことでしょう。
テレビ業界のサクラ問題
サクラは「偽客」という当て字で表現することがあるように、客を装う偽物の客のことをいいます。 テレビ業界のサクラにはさまざまな例がありますが、実はこれらは演出上ある程度必要なことであり、完全になくすことは難しい事情が存在します。