もくじ
アメリカ・ディズニーが1-3月期決算で9割減益
1分で分かるニュースの要点
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各地のテーマパーク閉鎖で業績が悪化
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無配で現金16億ドルを確保
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ディズニープラスなどサブスク式動画配信が業績支える
オリエンタルランドの株価が急落。新型コロナウイルスの影響はどこまで波及するのか?ディズニーランド・ディズニーシーを運営するオリエンタルランドの株価が急落しています。 4月からの入園料値上げを控えた矢先、多くの人が外出を控える状況となった新型コロナウィルスの影響は大きいと言えます。人気の施設と言えども決して安泰ではない現実がそこには見えてきます。
新型コロナの影響でテーマパーク閉鎖など苦境に立たされるディズニー
大規模テーマパーク等を運営する米ウォルト・ディズニーは今月5日、第2四半期(1月∼3月)決算で純利益が92%減少したと発表しました。 新型コロナ感染拡大の影響でテーマパークの閉園が続いたことで売り上げが減り、10%減の55億4300万ドルとなりました。今年度配当金0.88ドルを停止し現金16億ドルを確保した模様です。
終息が見込めないことで損益が増す可能性
売上高は前年比21%増の180億ドルで、当期予想の178億ドルを上回りました。しかしテーマパーク部門の営業利益が58%減の6億3900万ドルと大幅に減少し、映画部門も営業利益が8%減の4億6600万ドルと全体を押し下げました。 第3四半期(4月∼6月)については更に業績は悪化することが予想されており、具体的なことは発表を控えるとしています。
株価は下落傾向も倒産はしないディズニーの強み
新型コロナ感染拡大が始まる前の2月の株価は141.30ドルと好調でしたが、3月23日には85.76ドルまで下がり業績発表後の5月5日には106.06ドルと明確な回復の兆しは見えていません。しかしテーマパークの不調を動画配信サービスがカーバーしており、5ヶ月間で約5,000万人が登録する人気となっています。