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ダルクは薬物依存者の更生支援施設。ダルクの功績や抱える問題を考察。

もくじ

1分でわかるダルク

1分でわかるダルク

  • 「ダルク」とは全国各地にある様々な依存者を対象とした回復支援施設の総称
  • 施設によって運営方針や活動内容が異なり薬物依存者の利用率が高い
  • 「ダルク」の功績は認められているものの、近年は迷惑施設として建設反対の声も

ダルクとは

(画像:Unsplash

ダルクは、薬物依存に陥った芸能人が利用したことでも知られています。しかしその名前ほど、活動内容が知られているとはいえません。また、薬物依存者しか利用できないと誤解している人もいるようです。 ここではダルクとは何かについて、詳述します。

薬物依存者の更生施設

ダルクはもともと薬物依存者を対象として、依存からの回復と社会復帰をサポートすることを目的にスタートしました。ダルクの運営母体は60ほどあり、日本各地で90の施設が活動しています。 ダルクを利用して回復した元薬物依存者が、支援者の協力を得て様々な地方で新たな施設を立ち上げることで日本各地に広がりました。 現在では薬物依存症だけではなく、アルコール依存症やギャンブル依存症など様々な依存者を受け入れています。

薬物依存者が集まり交流を深め、薬物から脱する手助けをする

ダルクと一口にいっても、規模・形態・プログラムの内容は施設によって異なります。唯一共通しているのが、薬物依存者が集まって交流を深める場であることです。 グループミーティングは基本的に毎日行われ、スタッフのみならず薬物依存者同士が薬物の使用をやめたい仲間のサポートを行います。利用者の関係は常に対等で、自由な活動を行っていることも特徴です。 利用は有料で料金は施設によって異なりますが、「どんな薬物依存者でもプログラムに従って徹底的にやれば必ず回復できる」というテーマに変わりはありません。

NPO法人として運営。補助金や寄付や少額の料金で成立

ダルクの代表格である日本ダルクは、1998年にNPO法人として運営をスタートしました。そんなダルクの運営は、国や地方自治体からの補助金や寄付により賄われています。 そのためダルクを通所利用している人は無料でも、入寮する場合は少額の料金を徴収している施設がほとんどです。そのため薬物依存者に支払い能力がない場合、家族が負担するケースもあります。 また生活保護費を入寮費に充てて、リハビリに励む依存者もいます。

ダルクの功績

(画像:Unsplash

日本に最初にダルクができたのは、1985年でした。薬物乱用の過去がある近藤恒夫氏が、アメリカでアルコール依存症回復施設MACを創設したロイアッセンハイマー神父と出会ったことがきっかけだったとされています。 199年には沖縄に1997年には高知にダルクを開設し、1998年の日本ダルク創設を機に活動は全国に広がっていきます。ここではダルクの功績について、詳述します。

多くの人を更生へと導いている

日本の薬物犯罪捜査や取り締まりは世界でもトップクラスといわれており、一生に一度でも違法薬物を使用したことがあるのは国民の2%程度です。刑務所への収監という刑罰は下しても、アメリカのように更生をサポートする体制が整っているとは言い難いのが現実です。 ダルクは設立以後、多くの薬物依存者を更生に導いてきました。それはダルクを利用していた元薬物依存者が、全国各地で新しいダルクを立ち上げ活動していることにも表れています。 そして回復の過程に個人差がある薬物依存者に対し、適したカリキュラムを提供していることも広く知られるようになりました。

田代まさしはダルクで職員をしていたことも

元タレントの田代まさしは、ダルクで職員として働いていた時期があります。2014年7月6日府中刑務所から仮釈放された後、ダルクのプログラムを受けるようになったようです。 やがて田代まさしは、ダルクのスタッフとしての活動を広げていきます。2015年3月には「マーシーの薬物リハビリ日記」を上梓し、発売イベントにおける記者会見でダルクでの活動を語っていました。 もともと入寮ではなく、通所でダルクを利用していた田代まさしは2018年の末にはスタッフを辞めています。ダルクでの仕事は電話番程度でしたが積極的に広報役を担ったにも関わらず、月給が13万円だったことが引き金になったと噂されています。

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