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安倍首相が全国の小中高に休校要請。突然訪れた「最後の学校」に困惑する人々。

 

もくじ

安倍首相が全国の小中高に休校を要請

1分でわかるニュースの要点

  • 日本政府が全国小中高学校の臨時休校を要請した
  • 臨時休校は3月2日から春休みまでの予定
  • 子供の安全を尊重する一方、一律の実施に困惑の声も

3/2から春休みまで全国の小中学校を休校に

臨時休校の対象は全国の小中高学校です。実施の要請は各地の新型コロナウイルスの感染例報告に関係なく、全国一斉に行われる予定です。首相の判断を賞賛する声、当事者の小中高生、学校現場の反応はどうなっているのでしょうか。

首相の判断に賞賛の声が多数

2月27日の時点で日本の新型コロナウイルス感染者の数は167名となっています。感染者は各都道府県で確認されている状態です。 新型コロナウイルスは主に咳やくしゃみなどに混じって飛び散る飛沫感染、それらに接触して口や傷口から入る接触感染の2種類で広がります。学校などの集団かつ閉鎖空間で感染が広がりやすいことから、今回の臨時休校の要請に繋がりました。 臨時休校によって子供の感染リスクが下がり、同時に子供から家族に感染する事態も避けられます。このことから子供の心配をしていた父母を中心として安倍晋三首相の判断に賞賛の声が集まっています。

最高学年の生徒は2/28が最後の学校

新型コロナウイルス感染症対策本部の見解では今後1~2週間が感染拡大の山場です。小中高学校の春休みは通常3月20日前後から始まりますが、2週間の臨時休校で事実上春休みを前倒しすることで、子供の感染リスクを低下させられると見られています。 臨時休校が実施されることから、2020年4月に卒業予定の最高学年の生徒にとって2月28日が最後の学校登校日となります。 本来なら1ヶ月弱残っていた学校生活が日本政府の方針で打ち切られることになるため、当事者の子供達の間では悲しみと混乱の空気が流れているようです。

卒業式、入学式の中止が相次ぐ

3月から4月は全国的に卒業式や入学式のシーズンです。卒業式・入学式では平時の学校以上に体育館などに人が集中することが考えられます。 小中高学校の卒業式・入学式に関する統一方針は出ていませんが、一部の学校では中止や規模縮小などで対応しているようです。また大学についても、卒業式・入学式の中止や延期が相次いで発表されています。 その一方で高校や大学の一般入試などは通常通り行われる予定です。新型コロナウイルスに感染した受験生については、転入学試験や追試験などで対応する学校もあります。

一方で困惑の声も多数

安倍首相による臨時休校の判断を歓迎する向きがある一方、困惑する人々も少なくありません。特に共働き世帯や幼児のいる家庭で否定的な意見が出ています。なぜそういった意見が出るのでしょうか。

共働き世帯は仕事を休めない

臨時休校への否定的な意見は特に共働き世帯に多いようです。これは共働きでなおかつ親世代と同居していない、核家族特有の問題が関係しています。 学校が休みになった場合子供が高学年であれば問題ありませんが、低学年の子供は誰かが面倒を見なければいけません。ところが今回のような急な臨時休校では、親が仕事を休むことも世話を誰かに委託することも困難です。 共働き世帯の間で臨時休校に否定的意見が出ているのは、こういった事情があるためです。

保育園、幼稚園、学童保育は対象外

また臨時休校の対象に幼稚園と保育園、学童保育が入っていないことも一部で困惑の声が上がっています。 2月27日小中高学校の臨時休校が要請された際、厚生労働省は共働き世帯に配慮する形で幼稚園などの対象外を発表しました。学校は全国一斉休校にもかかわらず、幼稚園などが対象外とのことから幼稚園や保育園関係者を困惑させました。 学童保育では通常夏休みなどの長期休暇や学級閉鎖があった時に健康な生徒の受け入れをしています。しかし全国的な臨時休校は過去に例がないため、学童保育でどれだけ受け入れられるかが未知数です。

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