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米がWHOへの資金捻出を停止。中国との癒着が指摘されるテドロス氏はどう動くか?

もくじ

アメリカがWHOへの資金捻出を停止

1分で分かるニュースの要点

  • WHO最大の拠出国である米国が資金捻出停止
  • 中国との関係に不信感を抱くトランプ大統領
  • テドロス事務局長は辞任に追い込まれるのか

トランプ大統領が資金捻出停止を表明

14日に開かれた記者会見で米ドナルド トランプ大統領は、WHO(世界保健機関)への資金捻出停止を表明しました。ドナルド トランプ大統領はWHOの新型コロナウイルスへの対応が本来の役割を果たしていないと指摘し、中国に忖度したことで感染が拡大したと批判しました。 これに対し国際連盟のアントニオ グテーレス事務総長は「ウイルスとの戦いの最中に人道支援機関の予算拠出を停止すべきでない」と非難しています。

 

WHOの対応に不信感を抱いていたトランプ大統領

ドナルド トランプ大統領は7日の会見でもWHOの新型コロナウイルス感染への対応を批判しており、WHOは米国が行おうとした中国との渡航制限に反対し、同機関が中国寄りの対応を取ったことによって米国内の感染が広がったと批判しました。 また、WHOが嘘の情報を発信していることで対応が遅れたとも述べ、中国とWHOとの関係に不信感を示しました。

世界で最も資金捻出を行なっていたアメリカ

WHOは2020年∼2021年の予算を約48億5000万ドルと見込んでいましたが、米国の拠出金停止によって今後の活動に大きな打撃となりそうです。 WHOの拠出金には分担金と任意拠出金の2種類があり、任意拠出金は貢献度を表す指標で米国は2018年∼2019年の2年間にWHOの予算56億2000万ドルの約15%に当たる5億5310万ドルを捻出する世界最大の貢献国です。

全体の約15%にあたる金額を捻出していたアメリカ

米国のWHOに拠出している金額は2018年∼2019年の2年間で43億ドル(約4600億円)で、これは任意拠出金の約15%にも上ります。ドナルド トランプ大統領は中国の任意拠出金の約790万ドル(約8億5000万円)をはるかに上回っていることを強調しました。 その上でWHOの主要スポンサーは米国であり、主要スポンサーは説明責任を求める義務があるとしてWHOにパンデミックに至った原因の説明を求めました。

WHOへの打撃は計り知れず

米国の拠出金停止によってWHOが受ける打撃は計り知れず、新型コロナウイルス感染拡大への取り組みに影響を及ぼすことは確実です。ドナルド トランプ大統領はWHOと中国との不適切な関係について何度も触れた上で、この度の資金拠出一時停止に理解を求めました。 アメリカに次ぐ拠出金を捻出するゲイツ財団のビル ゲイツ氏は、今回のトランプ大統領の決定はパンデミックを拡大させるものだと非難しています。

 

危機に立たされるWHO

WHOのテドロス アダノム事務局長は15日に開かれた会見で、「アメリカは1948年の設立以来長期に渡る友人である」と述べドナルド トランプ大統領の決断に対して遺憾の意を表しました。 また、米国の発表を受けWHOが所属する国際連合のアントニオ グテーレス事務局長は「パンデミックを抑えるためには国際社会の団結が不可欠」として、米国の連携協力を求めました。

アメリカはテドロス事務局長の辞任を要求か?

今月16日、米共和党議員団はWHOに拠出金を出す条件として、テドロス アダムス事務局長の辞任を求めることをドナルド トランプ大統領に提言しました。 米共和党議員団は同氏が新型コロナウイルス感染への対応を誤ったことで、世界的なパンデミック(世界的流行)になっていると批判しており、WHOの公平で透明性の高い正当な措置を速やかに取れる機関になることを要望しています。

 

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