トランプ大統領がWHOへの資金捻出停止を検討
1分でわかるニュースの要点
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WHOへの資金捻出停止を検討
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かねてからWHOの中国よりの対策を批判
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WHOや中国はトランプ大統領を批判
新型コロナウイルス拡大に対するWHOへの不信感
トランプ大統領はかねてからWHOへの不信感を露わにしてきました。とりわけ1月にテドロス事務局長が「中国からの渡航制限すべきではない。」と勧告した際には強い嫌悪感を示しています。 その後もWHOのコロナ対策には批判的な姿勢を示しており、資金捻出停止はやむを得ない流れといえます。トランプ大統領の表明に各国は静観していますが致し方ないとの見方が大半です。
WHOが中国よりであると批判
トランプ大統領がWHOを批判する根底にはWHOの中国寄りの対策にあるといえます。テドロス事務局長はエチオピア出身ですが、エチオピアは中国から多額の資金援助を受けています。 トランプ大統領が指摘しているのはWHO本体ではなくテドロス事務局長と中国の関係です。言い換えれば、テドロス事務局長は中国のエチオピアへの資金援助があるから、中国に有利な対策を取り続けていると考えられています。
WHOと中国はトランプ大統領を批判
WHOに対する資金捻出停止は世界中に大きな衝撃を与えています。しかし大半の国々は静観の方針で見守っています。真っ向から批判した国は中国だけでした。WHOと中国はトランプ大統領に対しどういった批判を繰り広げたのでしょうか。
WHOテドロス事務局長は政治利用と苦言
トランプ大統領が検討する資金捻出の停止に対し、テドロス事務局長は強い不快感を示しました。エチオピアと中国の関係をWHOへの資金捻出停止に結び付けるのは政治利用と苦言を呈しています。 しかし実際には行われないだろうと楽観視しているのも事実です。こうした苦言に対してトランプ大統領がどういった反応を示すのかが注目されます。
中国も批判
トランプ大統領の強硬的な姿勢に対し、すぐさま反応したのが中国です。中国はWHOのコロナ対策を称賛した上で、資金捻出停止に強く批判しました。 中国としてはテドロス事務局長との関係上擁護せざるを得ないのが現状です。一方で中国のアメリカ批判に追随する国が見当たりません。これはWHOの対応が中国よりと考えている国が多いことが現れと考えられます。
新型コロナに対する対応の遅さに中国とWHOの癒着が指摘
トランプ大統領は理由もなく資金捻出の停止検討していません。これまでに積み重ねられたWHOに対する不満によるものであり警告してきたものです。トランプ大統領が資金捻出停止を決めた具体的な理由とは何でしょうか。
金銭のやり取りが報道されるなど疑惑は大きく
WHOによるコロナ対策への対応遅延は初期段階から指摘されてきました。1月には各国が中国からの渡航制限を表明しましたが、制限緩和を勧告したのは記憶に新しいところです。 各国が非常事態宣言を切望しているにも関わらず、宣言を先延ばししたこともやり玉にあげられました。さらに金銭のやり取りが報道されるなど疑惑は大きくなる一方です。