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スウェーデンの集団免疫作戦は吉か凶か?世界が注目も死亡率はトップクラスに。

もくじ

スウェーデンの新型コロナ対策は成功か?

1分で分かるニュースの要点

  • スウェーデンの集団免疫策の効果は
  • 学者の多くはロックダウンを提唱
  • コロナ不況による自殺者急増を懸念

集団免疫でコロナに打ち勝つ目標を立てたスウェーデン

新型コロナの感染が拡大する中、北欧のスウェーデンでは独自の防止対策をとって話題となっています。多くの国が国民に強い行動制限を掛けているのとは逆に、ほぼ行動制限を掛けない集団免疫獲得を目指した対策を行っているからです。 これはウィルスに感染する人を意図的に増やし集団で免疫を形成させる手法で、「人体実験に近いものだ」との批判も受けています。

 

他国と比べ自粛を緩和

現在も会社に通勤する人や小学校に通う子供たちの姿が見られ、バーやレストランといった日本では三密を理由に自粛を呼びかけられている場所も普通に営業しています。 しかし、スウェーデンが全て行動を制限していない訳ではなく、人と人の距離は一定に取るよう呼び掛けており、感染の防止策を示した上で国民の自発的な行動に任せるとしています。

集団免疫作戦の効果はあるのか?

集団免疫の形成による感染拡大防止対策の効果について、先月30日時点でのデータを米ジョンズ・ホプキンス大学が集計し報告しました。それによると感染者は増え続けており、死亡率は12%超となりウイルス発生源といわれる武漢市の5.5%と比べても2倍以上で効果を判断するのは難しいとしています。

データ上、100万人あたりの死者数は世界的に見ても多く

100万人あたりの死者数は先月7日時点で約767人、死亡率は7.7%となっていました。これはパンデミックになっているイタリアの12.6%、英国の11.0%より低いものの外出自粛を呼びかけた日本の2.8%に比べるとかなり大きな値といえます。 しかし、5月の100万人あたりの国内死亡者数で見ると、スウェーデンは260人、イタリアが約480人、英国が約420人と実数では少ないことが分かっています。

すでに国内からも批判の声

先月30日現在国内の感染者が増え始めこれまでに約2万1千人が新型コロナに感染していることが分かっており、このうち2500人が死亡しました。 国内では直ぐにロックダウンすべきだといった批判の声が上がっており、疫学の専門家であるセシリア・ナウクレア教授もこの異例の対策を終わらせるべきだと批判しています。

 

スウェーデンの実例から今後の対応策は?

この度の新型コロナの感染で集団免疫を試みた国はスウェーデンだけで、その成果に注目が集まっていました。現状では感染者は2万3200人を超え、死亡率もデンマークなど他の北欧諸国に比べ約3倍となっています。

学者らは都市封鎖を要請

国内では疫学の専門家が議論を交わしており、今すぐにロックダウンするべきだといった専門家が積極的な動きを見せています。セシリア・ナウクレア教授をはじめとした約2,300人の学者らは政府宛てに公開書簡に署名し、もっと厳しい対策を実施するよう求めました。 学者らは国の初期対応の悪さを指摘し、イタリアなどからの入国を認めウイルスを持ち込ませてしまったことを批判しています。

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