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新型コロナウイルスの発生源は武漢の研究所か?中国は否定も米メディアが報道。

もくじ

新型コロナウイルスの発生源は武漢研究所か?

1分でわかるニュースの要点

  • コロナ発生源は武漢の研究所だとする説が再燃
  • 市場での感染が発端との説は、いまだ確証なし
  • 背景にはトランプ批判を回避したいとの思惑も

米メディアが武漢の研究所が発生源とする説を提唱

新型コロナウイルスの発生源をめぐり、中国とアメリカが対立をしています。中国の湖北省武漢市にある研究所が発生源との説が再燃しているためです。 報じられているのは、中国科学院の武漢ウイルス研究所、そして武漢市疾病予防センター研究所の2ヶ所です。CNNなど複数メディアは、アメリカ政府が調査を開始したと報じています。 当初は武漢市の海鮮市場が感染源と見られていました。しかし「市場が感染源」とする説は、研究所からウイルスが流出した責任を回避するために準備されたシナリオではないかとの見方も広がっています。

 

中国は否定

これについて中国は明確に否定しています。外務省の趙立堅報道官は16日の会見で「根拠のない話」と一蹴。「WHO(世界保健機関)や著名な専門家たちも、この説には全く根拠がないとの立場を明確にしている」旨を明らかにしました。 なお同報道官は先月12日、「新型コロナウイルスは、アメリカが中国に持ち込んだ可能性がある」とツイッターに投稿し話題になりました。

未だ正確な発生源が不明である新型コロナウイルス

新型コロナウイルスの発生源は、いまだに明らかになっていません。中国の国家衛生委員会は、先月18日に会見を開き「感染は中国で発生した。しかし中国の武漢が感染源だとする証拠は無い」との姿勢を示しています。 また中国科学院は2月、感染源とされる武漢の市場で検出されたウイルスを分析した結果、他のエリアから流入したことが判明したとの論文を公表しています。 世界的な関心事でありながら、ウイルスの発生源を特定するまでには至っていないというのが実情です。

元々は市場が発生源とされていた新型コロナ

当初コロナウイルスの感染源と目されていたのは、武漢市の海鮮市場「華南海鮮卸売市場」でした。 東京ドームを超える規模をもった、有数の大型市場です。食用の野生動物を取り扱うエリアがあり、そこが発生源とされました。1月1日付で市場は閉鎖されています。 これを受けて、中国政府は野生動物の飼育や消費の一時禁止を打ち出しました。しかしこの市場が本当の感染源であるとの決定的な確証はとれていない模様です。

2018年から研究所の危険性が指摘

「武漢市の研究所がコロナの発生源」との説をめぐっては、米ワシントン・ポストも興味深い指摘を報じています。 報道によると、2018年1月にアメリカの政府当局者が研究所を訪問しており、危険性の高いウイルス研究を行っている状況の中、安全管理が不十分な状況を懸念していたとされます。 「アメリカ政府としての支援をすべき」とした上で、世界的な感染症を引き起こす可能性を危惧する内容だったと報じられています。

 

トランプ大統領への批判を緩和させる狙いも

その一方、「武漢の研究所が発生源」との報道は、コロナ問題をめぐってトランプ大統領に向けられる批判の矛先をそらす意図もあると指摘されています。 背景には11月のアメリカ大統領選挙があります。再選を勝ち取るためには、強いリーダーシップをアピールする必要があります。

新型コロナへの対応で一部から批判が集まるトランプ大統領

コロナウイルスへの対応をめぐっては、トランプ大統領の初動の遅れを批判する声も集まっています。 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の研究チームの集計によると、17日現在のアメリカの感染状況は、感染者数が70万弱、死亡者数が35,000人弱と世界最多になりました。 現地メディアも、アメリカの政権運営を批判的に検証する動きを始めています。初動の遅れが大統領選挙の争点になる可能性も指摘されています。

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