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アメリカで黒人の新型コロナ感染者が多い結果に。人種差別が起因の地位の低さが影響か。

もくじ

アメリカのコロナ感染者は黒人が多く

1分でわかるニュースの要点

  • 新型コロナウィルスが黒人などのマイノリティ層を直撃
  • 人口比より高い死亡者割合のマイノリティ層
  • 根は深く人種差別の本質的解決は遠い

保健当局の発表で判明

今やアメリカは新型コロナウィルス感染拡大の中心地になってしまいました。4月9日時点で感染者は45万人に迫る勢いで、死亡者も1万5千人近くになっています。 アメリカの一部州の保健当局では人種別のコロナウィルスによる死亡者の統計を公表しています。それによると人種による差が明らかになっており、基本的に黒人などのマイノリティ層の死亡割合が人口構成の割に高くなっています。

 

死者も黒人の比率が高い

ニューヨーク市の発表では亡くなった人の中でヒスパニック層が34%と人口に占める割合の29%より高く、黒人層も28%と人口比の22%より高くなっています。 それに比べて白人層の死亡者割合は27%で人口比の32%より低く、アジア系に至っては7%と人口比14%の半分程度です。アメリカ中西部や南部においてはこの傾向が一層著しく、ルイジアナ州では黒人は人口の32%ですが、新型コロナウイルスで死亡した人の70%を占めるという状態です。

背景には黒人の地位が影響か

人種差別が大きな社会問題化して久しいアメリカにおいて、なぜ未だにこのようなことが起こっているのでしょうか。トランプアメリカ大統領なども「全く聞き捨てならない。なぜこのようなことが起こっているのか解明していく。」と語っています。アメリカにおける人種差別の深層に切り込みます。

未だ黒人への人種差別がなくならないアメリカ

このような結果になっている主な要因は、黒人などのマイノリティ層の社会的な地位の低さにあると思われます。アメリカには日本のような国民皆保険制度はありませんので、医療サービスの提供を受けるためには相応の費用負担が避けられません。 アメリカにおけるマイノリティ層は基本的に収入が低い現実があり、新型コロナウィルスに関しても十分な医療が受けられないまま亡くなってしまうことが多くなっていると思われます。

差別から治療の優先度が下がっている可能性が指摘

意識的に黒人を差別して治療の優先度を下げている実態はさすがにあまりないと思われますが、低所得者が多い黒人などのマイノリティ層は結果的に十分な医療サービスを受けられていないことは、広い意味での人種差別の結果ともいえます。 自由と可能性の国であったはずのアメリカにおいても格差の固定化は著しく、貧しさ故の低学歴化が低所得層を拡大し、それが世代間で伝搬している現実があります。

 

リモートワークにできない仕事行う比率が高い黒人

感染症の拡大を食い止めるためには人と人との接触を避けるしかありません。これはペストが流行した中世から変わっていない真実です。このために世界の多くの国の指導者達はビジネスマンにリモートワークの徹底を叫んでいます。 ところが黒人などのマイノリティ層はリモートワークしようにもできない環境にあります。社会の底辺を支えるいわゆる汚れ仕事中心の彼ら・彼女らは感染リスクの高い現場に出向き続けなければ生活できません。

政府が解決策を検討も人種差別の解決は難しく

トランプアメリカ大統領などは大統領選挙が近いこともあって、この問題に大きな懸念を表明していますが、果たして効果的な解決策が図られるか極めて疑問です。 日頃から十分な医療サービスを受けていない黒人などのマイノリティ層は内臓系の基礎疾患を抱えている場合が多く、広くいわれているように新型コロナウィルスは基礎疾患を持つ人が重症化し死亡する可能性が高いことから、この先のアメリカの展望が思いやられます。

 

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