もくじ
ウエステルダム号をカンボジアが受け入れ
1分でわかるニュースの要点
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カンボジアがウエステルダム号の入港を許可した
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ウエステルダム号は5ヶ国から入港拒否されていた
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WHOは入国拒否の対応を厳しく批判
クルーズ船ダイヤモンドプリンセスの全乗客へ旅費の払い戻しへ。運行会社が通知。感染拡大の長期化が懸念される新型コロナウイルスですが、アメリカのクルーズ船会社プリンセス・クルーズは、全乗客の代金を全額返金する方針を発表しました。プリンセス・クルーズの運営するクルーズ船ダイヤモンドプリンセスは、現在は横浜に停泊して日本政府の検疫下(感染症の診断や検査の最中)にあります。
武漢から帰国後埼玉県に帰宅した男性が新型コロナウイルス感染。人権保護と感染拡大阻止の塩梅。先日、政府のチャーター機で湖北省武漢市から帰国した男性2人が、新型コロナウイルスに感染していることが発覚しました。感染が確認されたのは埼玉県の40代男性1人と、武漢市に住む50代の男性1人です。これで新型コロナウイルスに関連した感染患者は24例目になります。40代の男性は初期検査で感染は確認されなかったため自宅で待機していましたが、8日に発熱などの症状が見られ11日に入院しました。
ウエステルダム号の現状
ウエステルダム号は14日間のツアーの予定で2月1日に香港を出発した後、フィリピンやタイ、日本から入港を拒否されて約2週間停泊できない状態でした。なぜこのような事態になってしまったのでしょうか? ウエステルダム号の状況や各国の対応についてお伝えします。
38名の乗客に咳などの症状
ウエステルダム号は2020年2月1日に香港を出発して、フィリピンや台湾、日本に寄港して14日間の海上ツアーをする予定でした。 出港後の2月4日の時点で、ウエステルダム号の乗客38人に発熱やせきなどの症状が出ていることが確認されました。 ウエステルダム号の乗客は1455名で、乗員を合わせると2257名となります。日本人は少なくとも乗客5名、乗員1名が乗り合わせていることが確認されています。
香港からの出航で新型コロナウイルスの可能性を否定できず
ウエステルダム号はアメリカのホーランドアメリカラインが運行するクルーズ船で、乗員乗客が新型コロナウイルスがまん延する中国本土へ旅行した記録はありませんでした。 しかし出港地が中国本土と比較的近い香港だったこと、新型コロナウイルスと思しき症状が乗客の中に確認されたことから、感染者が乗船している可能性が否定できなくなりました。 これに対してホーランドアメリカラインは、船内で新型コロウイルスが発症した事例は未確認であるとを強調しています。