もくじ
休業補償に接待飲食や風俗業も対応へ
1分でわかるニュースの要点
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苦境に立たされる夜の職業
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なぜ賛否両論が出るのか
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非常事態に職業の貴賎なし
新型コロナウイルスの風俗店への影響は?生活に困窮する風俗嬢達の厳しい現状。矢野経済研究所の調査によると、風俗施設・サービス施設の市場規模は約3兆5000億円となっています。巨大な市場規模を誇る風俗業界ですが、新型コロナウイルスの影響で売上が伸び悩み、窮地に立たされています。3月で売上高が前年の5割程度に落ち込んだ飲食チェーンもありますが、風俗店はそれ以上の減収・減益となる可能性が高いと予測されています。
休業補償を出さないとされていた接待飲食や風俗業
加藤厚生労働大臣は4月3日の会見では、保護者向けの支援金・助成金については接待飲食業も含んだ風俗営業等の関係者は支給の対象外とする姿勢を崩していませんでした。 しかし、7日の閣議後の会見においては一転して不支給要件から外し対象とすると発表しています。
差別であると批判が大きく
風俗業で働く人々の当事者団体であるSWASHはこの支援金不支給要件の見直しと撤回について、他の労働者やその子供たちと同様に生存権が守られること・社会的な排除も受けやすく今回のような事態によって収入が激減しやすいことなどを訴え、4月2日に正式に要望書として提出しています。 ネットやSNS上でも、偏見だ職業差別だと大いに批判を受けていたため方向転換せざるを得なくなったものと思われます。
それでもなお賛否両論な補償
接待飲食・風俗業は他の職業よりも収入の激減する可能性も高く苦境に立たされています。 ただ職業差別だという声が出る一方で手放しでは了承できないという賛否両論が飛び交う理由がどうやらあるようです。